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I’d Rather Go Blind(アイド・ラザー・ゴー・ブラインド) – Etta James(エタ・ジェイムス)和訳

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目次

曲の紹介

【曲名】I’d Rather Go Blind(アイド・ラザー・ゴー・ブラインド)
【アーティスト】Etta James(エタ・ジェイムス)
【作詞・作曲】Ellington Jordan(エリントン・ジョーダン)*クレジットは他にEtta James(エタ・ジェイムス)、Billy Foster(ビリー・ホスター)含む
【概要】1968年にリリースされた7枚目アルバム「Tell Mama」に収録され、タイトル曲「Tell Mama]のB面に収録された。この曲は順調にヒットし、多くのアーティストがカバーしている。

【記事参照元】I’d Rather Go Blind -Wikipedia
【原詞引用元】I’d Rather Go Blind -Genius
【画像参照元】Tell Mama-Wikipedia

曲の解釈

エタ・ジェイムスは歌手として順調なキャリアを積んだ半面、若い頃からの薬物中毒、晩年の肥満等の苦しみを背負い苦しんでいたようです。

この曲は、彼女が自分の寂しさ、苦しさ、哀しさなどをストレートに表現しているように私には思えます。

1960年からチェス・レコードと契約し、1976年レーベルが倒産するまで「At Last」など多くのヒット曲を世に送りだしています。

また、彼女の歌はジャニス・ジョプリンやボニー・レイット等の多くのアーティストに影響を与えています。

このチェス・レコードは、当時の差別社会のアメリカにおいて、黒人音楽のブルースやソウルミュージックをメジャーにしたレーベルで、他にマディー・ウォーター、リトル・ウォルターやチャック・ベリーが在籍していました。

このチェス・レコードの創業者レナード・チェスを題材にした「キャディラック・レコード~音楽でメリカを変えた人々の物語(Cadillac Records)」というアメリカ映画があります。

その中でビヨンセがエタ・ジェイムスに扮してこの「I’d rather go blind」をレナード・チェスとの別れの場面で歌うシーンがあり、ビヨンセの表現力がすごく、泣けます。ぜひ動画見てみてください。

Etta James - I'd Rather Go Blind
Cadillac Records - I'd Rather Go Blind

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

I’d Rather Go Blind

Something told me it was over
何かが言った、もう終わりだと
When I saw you and her talking
目にした時、あなたと彼女が話してるのを
Something deep down in my soul said,”Cry Girl”
心の奥底の何かが言った、「泣けよ」と
When I saw you and that girl, walking around
目にした時、あなたとあの娘が、一緒に歩いてるのを

I would rather, I would rather go blind boy
まだ、まだまし、盲目になったほうが、あなた
Than to see you walk away from me child, and all
見るくらいなら、あなたが去って行くのを、私や子供すべてから
So you see, I love you so much
分かるでしょ?私はあなたを愛してる、とても
That I don’t want to watch you leave me baby
だから見ていたくないの、あなたが私から離れていくのを
Most of all, I just don’t, I just don’t want to be free no
何よりも、ただ、ただ一人ぼっちになりたくないだけ

I was just, I was just, I was just sitting here thinking
私はただ、ただ、ただここに座って考えていたの
Of your kiss and your warm embrace, yeah
あなたのキスや、熱い抱擁を、ああ
When the reflection in the glass that I held to my lips now baby *1
その時、くちびるにあてたグラスに
Revealed the tears that was on my face, yeah *2
涙が映った、私のほほを伝う、ああ

And baby, And baby, I would rather, I would rather be blind boy
愛しい、愛しい人、まだ、まだまし、盲目になったほうが
Than to see you walk away, see you walk away from me, yeah
見るくらいなら、あなたが去って行くのを、私から去っていくのを、ああ
Baby, baby, baby, I’d rather be blind now
愛しい、愛しい、愛しい人、まだまし、今すぐ盲目になったほうが

キーワード

*1 reflection in the glass : 「グラスの反射」ですが、あえて「グラスに」としました。

*2 Revealed : 「明らかにする」からここでは「(グラス)に映った」としました。

アーティストの紹介

【名 前】Etta James(エタ・ジェイムス)
【生 誕】1938年1月25日(2012年1月20日没)
【出身地】アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス
【概 要】エタ・ジェームズは、幼少期からバプテスト教会でゴスペルを歌い、14歳でジョニー・オーティスのバンドのオーディションを受け、モダン・レコードと契約した。

1955年に”The Wallflower”をリリースし、R&Bチャートのトップを記録する。

1960年にチェス・レコードと契約し、「At Last」でR&Bチャート2位を獲得し、代表曲のひとつとなった。

彼女はポップス色を売りにしていたが、1964年のライヴ・アルバム「Rocks The House」で激しくブルースを歌う一面も見せた。

1967年、チェス・レコードの傘下のカデット・レコードからアルバム「Tell Mama」(1968年)がリリースされた。

同作に収録されたタイトル曲「Tell Mama」は、全米ビルボード・ホット100で23位を記録した。またシングル「Tell Mama」のB面の「I’d Rather Go Blind」も順調にヒットし、多くのアーティストにカバーされている。

1993年には、ロックの殿堂入りをはたした。

しかし、そんな彼女の成功の裏では様々な問題があり、長年に渡る、薬物依存との葛藤、過度の肥満などに苦しんだ。

2011年10月にリリースした「he Dreamer」をもって引退を表明し、2011年1月20日に白血病の合併症のため73歳で亡くなった。

2018年12月に公開された映画「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」では、彼女をビヨンセが演じている。

アルバムの紹介

1960年 At Last! / アット・ラスト!

1966年 Call My Name / コール・マイ・ネイム

1968年 Tell Mama / テル・ママ

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