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Jumpin’ Jack Flash(ジャンピン・ジャック・フラッシュ) – The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)和訳

ローリング・ストーンズ写真
目次

曲の紹介

【曲名】Jumpin’ Jack Flash(ジャンピン・ジャック・フラッシュ)
【アーティスト】The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)
【作詞・作曲】Keith Richards(キース・リチャーズ)/Mick Jagger(ミック・ジャガー)
【概要】1968年にシングルで発表されたローリング・ストーンズの楽曲で、代表曲の一つとなった。

アレサ・フランクリンをはじめ、世界各国のアーティストからカバーされている。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2004年版)では124位にランキングされている。

収録アルバム

「スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツVol.2)」1969年リリース
「シングル・コレクション(ザ・ロンドン・イヤーズ)」1989年リリース

【記事参照元】Jumpin’ Jack Flash-Wikipedia
【歌詞引用元】The Rolling Stones–Jumpin’ Jack Flash Lyrics-Genius
【画像引用元】Jumpin’ Jack Flash-Wikipedia

曲の解釈

歌詞の由来はキース・リチャーズがコメントしていて、キースとジャガーがキースの田舎の家で共同で作詞をしていた時、庭師のジャックの足音に驚いて起こされたジャガーが、窓の外を通ったジャックを見て「What it was?」との問いにリチャーズがとっさに「Oh, that’s Jack – that’s jumpin’ Jack」と答えたのが、歌詞のはじまりになったとのこと。

ミック・ジャガーは1995年のインタビューで、「この曲は悪魔の象徴のような麻薬から脱出できたからこそ生まれた。とてもつらい時間を費やして抜け出せた。この曲はまさにそんな麻薬からの脱出を隠喩、表現している」と言っています。

歌詞の内容は、 歯なしのあごひげ婆さんに育てられ、頭に王冠のように杭をうたれて…など意味不明です。

まるで麻薬により見る幻覚の世界を、表現しているかのようです。

しかし、”But it’s all right now,“「だけどもう大丈夫」”I’m Jumpin’ Jack Flash“「俺はジャックの幻を飛び越えてる」のように、麻薬(ジャックの幻影で比喩している)から抜け出していることを言っているように思います。

The Rolling Stones - Jumpin' Jack Flash (Official Video) [4K]

アレサ・フランクリン のカバー動画です。ギターのキース・リチャーズ、ロニー・ウッドがカッコいい!

Jumpin' Jack Flash (Official Music Video)

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

Jumpin’ Jack Flash

I was born in a cross-fire hurricane
俺は生まれた、集中砲火の嵐の中で
And I howled at my ma in the driving rain *1
それからママに吠えた、土砂降りの雨の中で
But it’s all right now, in fact, it’s a gas *2
だが今はもう大丈夫、ほんとうに最高さ
But it’s all right, I’m Jumpin’ Jack Flash, *3
だがもう大丈夫、俺はジャックの幻を飛び越えてる
It’s a gas, gas, gas
そいつは最高、最高、最高さ

2)
I was raised by a toothless, bearded hag *4
俺は育てられた、歯なしのヒゲ婆さんに
I was schooled with a strap right across my back *5
俺はしつけられた、背中にいっぱいムチ打たれて
But it’s all right now, in fact, it’s a gas
だが今はもう大丈夫、ほんとうに最高さ
But it’s all right, I’m Jumpin’ Jack Flash,
だがもう大丈夫、俺はジャックの幻を飛び越えてる
It’s a gas, gas, gas
そいつは最高、最高、最高さ

3)
I was drowned, I was washed up and left for dead
俺は溺れ、打ち上げられ、そして見捨てられた
I fell down to my feet and I saw they bled
俺は足元に倒れ込み、奴らが血を流すのを見た
I frowned at the crumbs of a crust of bread
俺は顔をしかめた、パン皮のクズに
I was crowned with a spike right through my head
俺はスパイクで冠された、頭に杭を打たれて
But it’s all right now, in fact, it’s a gas
だが今はもう大丈夫、ほんとうに最高さ
But it’s all right, I’m Jumpin’ Jack Flash,

だがもう大丈夫、俺はジャックの幻を飛び越えてる
It’s a gas, gas, gas
そいつは最高、最高、最高さ

Jumpin’ Jack Flash, it’s a gas!
ジャックの幻を飛び越えてる、そいつは最高、最高、最高さ
Jumpin’ Jack Flash, it’s a gas!
ジャックの幻を飛び越えてる、そいつは最高、最高、最高さ
Jumpin’ Jack Flash, it’s a gas!

ジャックの幻を飛び越えてる、そいつは最高、最高、最高さ
Jumpin’ Jack Flash, it’s a gas!
ジャックの幻を飛び越えてる、そいつは最高、最高、最高さ

キーワード

*1. howled at 「吠える、遠吠え、howle at the moon~月に吠える」 

*2. gas 「気体」「ガス」ではなく、スラング的な意味で「楽しい」から「最高」と訳しました。

*3. Jumpin’ Jack Flash : “jump”は「飛び越える」と訳し、ジャックの幻(麻薬による幻影)を飛び越えて、麻薬から抜け出していると解釈しました。

*4. hag 「婆、鬼婆」

*5. with a strap right across my back: 直訳では「背中を横切る紐で」または「背中に向き合う紐」ですが、虐待された意味を含め、「背中にいっぱいムチ打たれて」としました。

アーティストの紹介

【名 前】The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)
【結成】1962年4月-
【結成地】イギリス ロンドン
【概要】結成当時のメンバーは、ブライアン・ジョーンズ(Gt.&Leader)、イアン・スチュワート(Piano&KB.)、ミック・ジャガー(Vo.)、キース・リチャーズ(Gt.)で、その後ビル・ワイマン(Bass.)とチャーリー・ワッツ(Drum)が参加した。

当初はブライアンがリーダーだったが、ミックとキースがコンビで作詞・作曲をするようになり、彼らがバンドをリードするようになる。

その後、ブライアンの退団後ミック・テイラー(Gt.)が1974年まで加入し、その後はロン・ウッド(Gt.)が加入し現在に至っている。

残念ながらドラムのチャーリー・ワッツが2021年8月24日に他界したが、バンドは現在でも活動しており、半世紀以上の活動において多くのアーティストに影響を与えた。

ローリング・ストーン誌の「最も偉大なアーティスト100」で4位。

アルバムの紹介

1965年 アウト・オブ・アワ・ヘッズ / Out Of Our Heads

1968年 ベガーズ・バンケット / Beggars Banquet

1969年 スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツVol.2) / Through The Past, Darkly

1969年 レット・イット・ブリード / Let It Bleed

1971年 スティッキー・フィンガーズ / Sticky Fingers

1972年 メイン・ストリートのならず者 / Exile on Main St.

1973年 山羊の頭のスープ / Goats Head Soup

1974年 イッツ・オンリー・ロックン・ロール / It’s Only Rock ‘n Roll

1976年 ブラック・アンド・ブルー / Black and Blue

1981年 刺青の男 / Tatoo You

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