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Stairway to Heaven(天国への階段) – Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)和訳

レッド・ツェッペリン写真
目次

曲の紹介

【曲 名】Stairway to Heaven(天国への階段)
【アーティスト】Led Zeppelin (レッド・ツェッペリン)
【作詞】Robert Plant(ロバート・プラント/ボーカル)【作曲】Jimmy Page(ジミー・ペイジ / ギター)
【概 要】この曲は、4枚目のアルバム”Led Zeppelin IV”に収録され1971年11月にリリースされた。

アルバムタイトルは、プロデューサーのジミー・ペイジの意向で、レコード会社の反対を押し切り、正式名は無く一般的にレッド・ツェッペリン IVと呼ばれた。

しかし、このアルバムは米国だけでもセールスは2,300万枚を超えており、彼らのアルバムの中で一番売れた。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2004年版)では31位にランキングされている。

【記事参照元】Stairway to Heaven-Wikipedia
【画像引用元】Led Zeppelin-Wikipedia
【原詞引用元】Led Zeppelin–Stairway to Heaven Lyrics-Genius

曲の解釈

この曲の歌詞は、ボーカルのロバート・プラントが作りました。

とても幻想的で中世を思い浮かべる環境で、黄金を求めて、天国への階段も金で買えると信じ込んでいる女性を中心に描かれています。

とても幻想的な曲の調べで、詞の内容はとても抽象的です。でも、歌詞の最後にふと作詞者がいいたいことがあるように思いました。

When all are one and one is all” (すべてが一つにまとまり、一つがすべてになるとき)
To be a rock and not to roll.” (それはロックであるべきで、転がってはいけない、(ロックン)ロールはだめ?)
とありますので、Led Zeppelin自体の方向性を危惧したもの、あるいは彼の音楽のポリシーを詞に出したのではと私は感じました。

Stairway to Heaven Live

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

Stairway to Heaven

There’s a lady who’s sure
一人の貴婦人がいて、固く信じてる
All that glitters is gold
輝くものすべてが、黄金だと
And she’s buying a stairway to heaven
そして、彼女は天国への階段を買おうとしている

When she gets there she knows
彼女がいつもの場所に着いた時
If the stores are all closed
店が全て閉まっていても
With a word she can get what she came for *1
言葉一つで、目当てのものを手にできる
Oh, ooh, and she’s buying a stairway to heaven
そう、彼女は天国への階段を買おうとしているのだ

There’s a sign on the wall
壁には啓示が現れている
But she wants to be sure
しかし彼女は信じたいのだ
‘Cause you know sometimes words have two meanings.
なぜなら、啓示には時として二つの意味があるから

In a tree by the brook
小川沿いの木にとまり
There’s a songbird who sings,
そこで鳥が歌っている
Sometimes all of our thoughts are misgiven *2
時として、思考というものは疑念に囚われてしまう

Oh, it makes me wonder
ああ、不思議だ
Oh, it makes me wonder
ああ、不思議だ

2)
There’s a feeling I get
ある想いにかられる
When I look to the west,
西に目を向けると
And my spirit is crying for leaving
私の魂は叫び続ける、向かえと

In my thoughts I have seen
私の思考の中で、観てきたのは
Rings of smoke through the trees,
煙りのリングたち、木々の間の
And the voices of those who stand looking
そして音声、立ち尽くす見物者たちの

Ooh, it really makes me wonder
ああ、まさに不思議だ
Ooh, it really makes me wonder
ああ、まさに不思議だ

3)
And it’s whispered that soon,
そしてそれは噂された、ほどなく
If we all call the tune *3
もし私たちすべてが、思いのままにできれば
Then the piper will lead us to reason *4
笛吹は我々を、正気へと導いてくれるだろう

And a new day will dawn
そして新たな日を迎えるのだ
For those who stand long
あの者たちにとっての、長く耐えぬいた
And the forests will echo with laughter
そして、森中に笑い声が響き渡る

4)
If there’s a bustle in your hedgerow *5 *6
たとえ自分の家の垣根が不揃いであっても
Don’t be alarmed now
今は案ずることはない
It’s just a spring clean for the May queen *7 *8
五月の女王祭に向けて大掃除がされる

Yes, there are two paths you can go by
そう、あなたが行ける道は2つある
But in the long run
しかし長き目で見れば
There’s still time to change the road you’re on
行く道を変えるのに、手遅れということはない

And it makes me wonder
そう、不思議だ

5)
Your head is humming and it won’t go
あなたの頭の中で耳鳴りが収まらなくて
In case you don’t know
どうしようもない時は、
The piper’s calling you to join him
笛吹が、あなたを側に呼んでいるのだ

Dear lady, can you hear the wind blow
貴婦人よ、風のそよぐ音が聞こえますか
And did you know
ご存じでしたか
Your stairway lies on the whispering wind
あなたの階段は、ささやく風の中にあるのです

6)
And as we wind on down the road
曲がりくねった道を行く時
Our shadows taller than our soul
我らの影は、魂よりも長く伸びる
There walks a lady we all know
歩いているのは貴婦人だと、みな知っている
Who shines white light and wants to show
誰が白光を放し、それを見たがるのか
How ev’rything still turns to gold
どのように、未だにすべての物が黄金に変っていくのか
And if you listen very hard
もし聴くことが困難でも
The tune will come to you at last
その調べは、やがてあなたのもとへ届く
When all are one and one is all
すべてが一つになり、一つがすべてになる時
To be a rock and not to roll
それはロックであるべきで、転がってはいけない

and she’s buying a stairway to heaven
そして彼女は、天国への階段を買おうとしている

キーワード

*1 came for:~を取りに来る,迎えにくる

*2 misgiven:恐怖や疑いを暗示するから「不安や疑いの暗示に囚われてしまう」の意味で、「疑念に囚われてしまう」としました。

*3 call the tune:「自分の思い通りの指示をする」
(He who pays the piper calls the tune~「金を出す者に決定権がある」という諺をもじっているように思います。)

*4 reason:正気と訳しました。

*5 bustle:ざわめきから文脈から不揃いとしました。

*6 hedgerow : (生垣を成す)低木の列から垣根としました。

*7 spring clean : 主に英国で行われる大掃除

*8 May queen : 五月の女王(5月にイギリスで行われる儀式)

アーティストの紹介

【バンド名】Led Zeppelin (レッド・ツェッペリン)
【メンバー】
ロバート・プラント(Vo.)1948年8月20日 –
ジミー・ペイジ(Gt.)1944年1月9日 –
ジョン・ポール・ジョーンズ(Ba./Key.)1946年1月3日 –
ジョン・ボーナム(Dr.)1948年5月31日 – 1980年9月25日
【活動期間】1968年 – 1980年 (再結成1985年、1988年、1995年、2007年)
【結成地】イングランド ロンドン
【概 要】
1968年9月に「ニュー・ヤードバーズ」というバンド名で北欧を回り、その後「レッド・ツェッペリン」と改名してアメリカ・ツアーを行った。

約10年の活動期間中に8枚のスタジオ・アルバムをリリースし、大きな商用的な成功をおさめた。

その楽曲の大半はプラントが作詞、ペイジが作曲した。

その中でも1971年4枚目のアルバム「レッド・ツェッペリン IV」は、3,700万枚の売り上げを記録し、歴史上もっとも売れたアルバムの一つにランクインした。

その後、1980年のジョン・ボーナムの死後に解散した。

多くの賞を受賞し、2004年のローリング・ストーン誌のベスト100アーティストでは14位となった。

アルバムの紹介

1969年 レッド・ツェッペリン I / LED ZEPPELIN

1969年 レッド・ツェッペリン II / Led Zeppelin II

1971年 レッド・ツェッペリン IV / LED ZEPPELIN IV

1975年 フィジカル・グラフィティ/ Physical Graffiti

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