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I Shall Be Released アイ・シャル・ビー・リリースト / The Band ザ・バンド

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目次

曲の紹介(I Shall Be Released アイ・シャル・ビー・リリースト)

【曲名】I Shall Be Released (アイ・シャル・ビー・リリースト)
【アーティスト】The Band(ザ・バンド)
【作詞・作曲】Bob Dylan(ボブ・ディラン)
【概要】ザ・バンドのバージョンは1968年ファースト・アルバム「Music from Big Pink/ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」に収録されてザ・バンドの代表曲となった。

また、8月8日にシングルカットされた「ザ・ウェイト」のB面に収録された。

ボブ・ディランのバージョンは1967年ザ・ホークス(後のThe Band)の伴奏で「地下室 (ザ・ベースメント・テープス)」に収録。

【記事参照元】アイ・シャル・ビー・リリースト-Wikipedia
【記事参照元】ザ・バンド-Wikipedia
【原詞引用元】The Band–I Shall Be Released Lyrics-Genius

曲の解釈

ボブ・ディランの歌の「ハリケーン」は、黒人ボクサー、ルービン・カーターの人種差別による冤罪事件を歌ったものと言われており、この「I shall be released」も、一説によると主人公は冤罪で刑務所で囚われていて、いつか自由になることを願いつづける様子を歌っているのではと言われています。

色んなアーティストがカバーしていて、日本ではザ・ディランIIが「男らしいってわかるかい」で訳詞カバーが有名です。

動画はThe Band, Bob Dylan, The Last Waltsです。ちなみに、ラストワルツはザ・バンドが1976年11月25日にウインターランド(サンフランシスコ)で行った解散コンサートで、たくさんの有名なゲスト・ミュージシャンが参加し、共演しています。

Bob Dylan - I Shall Be Released (Official Audio)
Bob Dylan
The Band: I Shall Be Released (The Last Waltz)
The Last Waltz

歌詞の和訳(I Shall Be Released アイ・シャル・ビー・リリースト)

(原詞:太文字)

I shall be released

They say everything can be replaced
すべてのモノは、変えることができるという
They say every distance is not near
すべての道のりは、近くはないという
So I remember every face
だから俺は忘れない、すべての顔を
Of every man who put me here
俺をここに押し込めた奴ら全員の

I see my light come shining
輝きだした俺の光が見える
From the west down to the east *1
西から東へ沈んでいく
Any day now, Any day now, 
いつでも、今すぐにでも
I shall be released
俺は必ず自由になる

2)
They say every man needs protection
人はみな、守りが必要という
They say that every man must fall
人はみな、挫折するものだという
Yet I swear I see my reflection,   *2
だが俺は自分の姿を見ると誓う
Somewhere so high above the wall
あの壁のはるか上を超える

I see my light come shining
輝きだした俺の光が見える
From the west down to the east
西から東へ沈んでいく
Any day now, Any day now, 
いつでも、今すぐにでも
I shall be released
俺は必ず自由になる

3)
Now yonder stands a man in this lonely crowd  *3 
今あそこで男が立っている、この孤独な群衆の中で
A man who swears he not to blame
男は、断じて無実だと言っている
All day long I hear him shouting so loud
一日中、奴の大きな叫び声が聞こえる
Just crying out that he was framed *4
自分は、はめられたと叫んでる

I see my light come shining
輝きだした俺の光が見える
From the west down to the east
西から東へ沈んでいく
Any day now, Any day now
いつでも、今すぐにでも
I shall be released
俺は必ず自由になる

キーワード

*1. From the west down to the east:「西から上って東へ沈む」くらいあり得ない奇跡を起こしてでも、という意味だと思います。

*2. Reflection: 「反射」この場合は、「(いつかあの塀を乗り越える)自分の影」の意味で「自分の姿」としました。

*3. lonely crowd: 「孤独な群衆」1950年にアメリカの社会学者・デイヴィッド・リースマンによって発表された著作名を引用したのではないでしょうか?

*4. was framed: 「わなにはめられた」「無実の罪を受けた」

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アーティストの紹介(The Band ザ・バンド)

【名 前】The Band(ザ・バンド)
【活動期間】1967-1976年(メンバーチェンジにて1983-1999年)
【結成地】アメリカ
【概要】
アメリカのロックバンドでオリジナル・メンバーは、ロビー・ロバートソン(Gt.)、リチャード・マニュエル(KB.)、ガース・ハドソン(KB.&アコーデイオン&SAX), 、リック・ダンコ(Bass)、リヴォン・ヘルム(Dr.&Vo.)
※アメリカ出身はリヴォン・ヘルムのみで、他の4人はカナダ出身。

元はアメリカのロックンローラー、ロニー・ホーキンスのバックバンド(ホークス)として活動していたが、その後ボブ・ディランのマネージャー(アルバート・グロスマン)の目に留まり、ボブ・ディランのバックバンドとして活動を始めた。

この時期、ディランはフォーク路線からエレキギターを使用してフォークロックへ転換しており、コンサートツアーの行く先々で、従来のフォークファンから大ブーイングを受けた。

これは、「ロイヤル・アルバート・ホール」での「ライク・ア・ローリングストーン」の動画で様子が伺える。これにより、逆に彼らの知名度を高めた。

その後、ディランの交通事故のアクシデントもあり、ディランの誘いでウッド・ストックに「ビッグ・ピンク」と名づけられた家に住みついた。そこで行われたディランとのセッションは、ロック史上初の海賊盤「Great White Wonder」として流出し、1975年に「地下室(ザ・ベースメント・テープス)」としてリリースとなった。

1968年に「ザ・バンド」と改名し、「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」をリリースし、バンドデビューした。

音楽性はロックにアメリカのルーツ音楽のカントリーやR&Bの要素を取り入れ、高い評価を受けた。また当時より多くのミュージシャンから尊敬を集めた。

特にエリック・クラプトンは、この「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」に衝撃を受け、クリームを去った原因にもなったとも言われている。

1989年にカナダのCanadian Music Hall of Fame殿堂入り、1994年にロックの殿堂入りしている。

ローリング・ストーン誌選定の「歴史上最も偉大な100組のグループ」において第50位にクレジットされる。

アルバムの紹介

アルバム

1968年 ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク / Music from Big Pink

1969年 ザ・バンド / The Band

1970年 ステージ・フライト / Stage Fright

1972年 ロック・オブ・エイジズ / Rock Of Ages

1975年 南十字星 / Northern Lights – Southern Cross

ライブ・アルバム

1974年 偉大なる復活 / Before the Flood

1978年 ラスト・ワルツ / The Last Waltz

ベスト・アルバム

2000年 The Band Greatest Hits

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