曲の紹介
【曲名】Yesterday(イエスタデイ)
【アーティスト】The Beatles(ビートルズ)
【作詞・作曲】Paul McCartney(ポール・マッカートニー)
(※クレジットはレノン=マッカートニー)
【概要】1965年8月、5作目のアルバム「ヘルプ!」に収録され、同年9月にシングルカット、そして1966年6月にアメリカでのオリジナルアルバム「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」に収録された。
世界中のミュージシャンがカバーしており、「世界で最も多くカバーされた曲」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されている。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2004年版)では13位にランキングされている。
【記事参照元】 : イエスタデイ -Wikipedia
【歌詞引用元】 : Yesterday-GENIUS
曲の解釈
この曲は、とてもなじみがあり口ずさめるような曲ですが、歌詞の意味はきちんと理解していませんでした。
歌詞の内容は、二度と戻すことができない過去に、愛する人を失った。
もう自分の中では解決していたと思っていたが、突然彼女との愛しき日々が蘇ってきた。
自分のせいで彼女は去っていったのだろう。
彼女とすごした過ぎ去った愛しき日々に帰りたいと、去っていった恋人への切ない想いを綴っていました。
この曲は「去っていった恋人」を歌ったものと思われていましたが、マッカートニーが14歳
の時に乳がんで亡くなったお母さんを想って書いたと、2001年に彼自身が言っているようです。
歌詞の和訳
(原詞:太文字)
Yesterday
Yesterday *1
昨日まで
All my troubles seemed so far away
すべての悩みは、遠くに思えてた
Now it looks as though they’re here to stay
今はまるでここに居座ってるかのよう
Oh, I believe in yesterday *2
ああ、昨日は確かにあった
2)
Suddenly
突然
I’m not half the man I used to be *3
僕は普通じゃななくなり
There’s a shadow hanging over me *4
暗がりが僕を覆う
Oh, yesterday came suddenly
ああ、昨日が突然やってきた
Why she had to go?
彼女は、なぜ去らなければいけなかったのだろう?
I don’t know, she wouldn’t say
僕にはわからないし、彼女も言おうとしなかった
I said something wrong,
僕が何かまずいことを言ったんだ
Now I long for yesterday
今は昨日が恋しい
3)
Yesterday
昨日まで
Love was such an easy game to play
愛は、単に遊ぶゲームだった
Now I need a place to hide away
今は隠れる場所が欲しい
Oh, I believe in yesterday
ああ、昨日は確かにあった
Why she had to go?
彼女は、なぜ去らなければいけなかったのだろう?
I don’t know, she wouldn’t say
僕にはわからないし、彼女も言おうとしなかった
I said something wrong,
僕が何かまずいことを言ったんだ
Now I long for yesterday
今は昨日が恋しい
4)
Yesterday
昨日まで
Love was such an easy game to play
愛は、単に遊ぶゲームだった
Now I need a place to hide away
今は隠れる場所が欲しい
Oh, I believe in yesterday
ああ、昨日は確かにあった
キーワード
*1. Yesterday: 「彼女と過ごした大切で、決して戻らない日々」の意味での「昨日」にしました。
*2. I believe in yesterday: 「昨日という日の存在を信じる」という意味で「昨日は確かにあった」と訳しました。
*3 I’m not half the man I used to be: 「人格が(悪い意味で)変わってしまった」という慣用句
*4 hang over: 「垂れ込める」「覆う」
アーティストの紹介
【名 前】The Beatles(ビートルズ)
【生 誕】1960年
【出身地】イギリス、リバプール
【概 要】
ビートルズは1960年から1970年にかけて活動した、20世紀を代表するグループ。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」では第1位に選ばれており、史上最も影響力のあるバンドとして知られる。
1957年にジョン・レノンが前身のバンド「クオリーメン」を結成し、メンバー交代の後、1960年に「ビートルズ / ザ・ビートルズ」に改名した。
(メンバーはジョン・レノン(Vo.Gt.)、ポール・マッカートニー(Vo.Bass)、ジョージ・ハリスン(Vo.Gt.)、リンゴ・スター(Vo.Drum))
1962年プロデューサーのジョージ・マーティンを迎え、EMIレコードと契約を結ぶ。
1962年10月初シングル「ラヴ・ミー・ドゥ」をイギリスでリリースした。
1963年1月2枚目シングル「プリーズ・プリーズ・ミー」をリリースし、ヒットし、イギリスで人気グループとなった。
1963年4月3枚目のシングル「フロム・ミー・トゥ・ユー」ではミュージック・ウィーク誌で7週連続1位を記録した。
その後、1963年8月リリースの「シー・ラヴズ・ユー」、同年11月リリースの「抱きしめたい」など連続して1位を獲得した。
1963年4月初アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」をリリースし、チャート1位を連続30週間記録し、2枚目のアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」はチャート連続21週間を記録し、この2枚のアルバムでチャート連続51週間(ほぼ1年間)を記録した。
1964年にアメリカに進出し、同年アメリカでリリースされた「抱きしめたい」がシングル・チャート1位になった。
その後、世界ツアーや1964年公開映画「ハード・デイズ・ナイト」と同名のサウンドトラックアルバムの大ヒットによりビートルマニア(特に1960年代に存在したビートルズの熱狂的なファンを指した言葉)ができた。
1966年6月30日~7月2日日本武道館により唯一の日本公演が行われており、当時は社会的現象として話題となった。
1966年8月29日1966年8月29日のサンフランシスコ・キャンドルスティック・パークでのコンサートを最後にコンサート活動の終了を宣言した。
以降、スタジオレコーディングに専念するようになる。
1967年6月イギリスでアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』をリリース、このアルバムは既存のポピュラー音楽の枠を超えて多大な文化的影響を与えたと言われている。
1968年ポールがジョンの息子のために書いたとされるシングル「ヘイ・ジュード」し、初の2枚組アルバム「ザ・ビートルズ(通称ホワイト・アルバム)」はアメリカで2400万枚を売り上げ、RIAA(アメリカレコード協会)売り上げの歴代4位を記録されている。
1969年レコーディングとドキュメンタリー映画のための「ゲット・バック・セッション」が始まるが、ポールとジョンの衝突により一時頓挫するが、アップル・スタジオ(ロンドンのアップル・コア社の地下スタジオ)で継続した。
その時、アップル・コア社屋上にて非公開でライブ・パーフォーマンスが行われた。これは「ルーフトップ・コンサート」と呼ばれ、その一部は1970年のドキュメンタリー映画「レット・イット・ビー」で公開された。
同じく、2021年11月公開のドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ:Get Back」では全演奏が公開された。
当初「ゲット・バック」でのアルバム制作が進んでいたが、紆余曲折がありアルバム「レット・イット・ビー」に変更となった。
1970年5月8日イギリス、5月18日アメリカでアルバム『レット・イット・ビー』がリリースされ、5月20日には映画『レット・イット・ビー』が劇場公開された。
ビートルズが事実上解散(ポールの脱退意向のイギリス大衆紙の報道)した約1か月後にリリースされたことになる。
このアルバムは、全英アルバムチャート1位、全世界では1000万枚以上のセールスを記録した。
1980年ジョン・レノンが銃による殺害
2001年ジョージ・ハリスン病死
ポールとリンゴは2023年9月現在、音楽活動を続けている
彼らの残した音楽は、新しい世代にも引き継がれ愛され続けていく、永遠の存在となっている。
代表アルバム
1963年 プリーズ・プリーズ・ミー / Please Please Me
1963年 ウィズ・ザ・ビートルズ / With The Beatles
1964年 ハード・デイズ・ナイト / A Hard Day’s Night
1967年 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド / Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
1968年 ザ・ビートルズ / The Beatles
1969年 イエロー・サブマリン / Yellow Submarine
1969年 アビイ・ロード / Abbey Road
1970年 レット・イット・ビー / Let It Be
1996年 ザ・ビートルズ・アンソロジー3/The Beatles Anthology 3
2006年 LOVE
2023年 ナウ・アンド・ゼン/Now And Then
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