曲の紹介
【曲 名】Restless Nights(ささやく夜)
【アーティスト】Karla Bonoff(カーラ・ボノフ )
【作詞・作曲】Karla Bonoff(カーラ・ボノフ )
【概 要】カーラ・ボノフが1979年に表した2枚目のアルバム「Restless Nights/ささやく夜」のタイトル曲
このアルバムはビルボードアルバムチャートで31位を記録した。
【記事参照元】Karla Bonoff-Wikipedia
【原詞引用元】Restless Nights(Karla Bonoff)-Genius
【画像引用元】Restless Nights(Karla Bonoff)-Wikipedia
曲の解釈
この曲は、カーラ・ボノフの2枚目のアルバムのタイトル曲です。
アルバム「Restless Nights/邦題:ささやく夜」のタイトルにしたように、とても女心のセンシティブな内面を表現した素晴らしい楽曲だと思います。
曲の内容は、主人公の女性が、「(もと)彼」と「あなた」に相手を分けて内心を打ち明けています。
もと彼を傷つける気持ちはなかったけれど、いろんな経緯があって、あなたと新しい恋に落ちてしまった。
決して彼女は浮気性の心無い女性ではないけれども、愛は単純にきれいで、健全なものでもないと言っています。
カーラ・ボノフはこの楽曲で、女性の恋心の揺れ、壊れやすさ、愛への正直な心、それでいて心底に持っている嘘の心、強い心を表現しているように思います。
彼女の歌詞を訳していて、彼女が曲に込めた想いやイメージを感じることができます。
彼女の楽曲は、ほんとうに素晴らしいものが多く、もっとみなさんに知っていただきたいと思います。
歌詞の和訳
(原詞:太文字)
Restless Nights
Could it be that I just called you up that time *1
たぶんそう、あの時あなたを呼び出したのは
Cause he made me feel lonely
彼が、私を寂しがらせたから
And we, I guess we knew it was a crime
二人とも、いけないことだと分かっていたと思う
But I knew you would hold me right
だけどわかってたの、あなたはちゃんと抱きしめてくれると
Your love I could never fight
あなたの愛には、もうさからえない
Those restless nights
あのざわめく夜
So warm and wild
とても心地よくて、激しかった
His touch was ice
彼のタッチは氷だったけど
Your love was fire
あなたの愛は炎だった
2)
I know everyone needs to feel they’re loved
分かってる、だれもが必要とするのは愛されてると感じること
Maybe I asked for too much
たぶん、私が多くを求めすぎたのかも
Sometimes I really felt so pushed and shoved *2
時々ほんとうに感じたの、強引に押されてるって
But I never meant to hurt him at all
だけど、ぜったい彼を傷つけるつもりはなかったの
When I slipped you would break my fall *3
私が滑った時に、あなたは受け止めようとしてくれた
Those restless nights
あのざわめく夜
So warm and wild
とても心地よくて、激しかった
His touch was ice
彼のタッチは氷だったけど
Your love was fire
あなたの愛は炎だった
Maybe I’m a fool
きっと、私は愚かなんだ
But I just can’t seem to settle down
落ち着けそうにない
Always thinking there’s another star
いつも考えてることは、別の星のこと
Maybe that’s the key
きっと、それが鍵ね
‘Cause love is never really sound *4
なぜなら愛は、ほんとうは健全ではないから
And it’s the only thing I can do
そしてそれだけなの、私ができることは
‘Cause I wasn’t very good at being true
なぜなら大の苦手なの、正直でいることが
And now I look back at all the broken dreams
今、壊れた夢をぜんぶ振り返って
And wonder if I could have changed them
思ったりする、変えることができたのかなと
I see that it was in the scheme of things
私わかったの、そのことは必然的にそうなったのだと
‘Cause still, when I see your face
なぜなら今も、あなたの顔を見るたびに
I know nothing will replace
わかるの、何にも代えられないって
Those restless nights
あのざわめく夜
So warm and wild
とても心地よくて、激しかった
His touch was ice
彼のタッチは氷だったけど
Your love was fire
あなたの愛は炎だった
Those restless nights
あのざわめく夜
So warm and wild
とても心地よくて、激しかった
His touch was ice
彼のタッチは氷だったけど
Your love was fire
あなたの愛は炎だった
キーワード
*1 called you up : 「電話をかける」「(電話をかけて)呼び出す」
*2 pushed and shoved :「押されて、押しのけられるあ(押しやられる)」の意味で、「強引に押される」としました。
*3 break my fall : 「~の衝撃を和らげる」、「(墜落するのを)受け止める」なので、文脈から「受け止めようと」としました。
*4 sound : ここでは文脈から「音」ではなく「健全な」としました。
アーティストの紹介
【名 前】Karla Bonoff(カーラ・ボノフ)
【生 誕】1951年12月27日
【出身地】米国、カリフォルニア
【概 要】
アメリカ西海岸を拠点に活動し、そのころにリンダ・ロンシュタット、ケニー・エドワーズ、ジャクソン・ブラウン、ジェームス・テイラーや後のイーグルスのメンバーと知り合う。
メジャーデビューのきっかけは、リンダ・ロンシュタットの1976年リリースのアルバム「Hasten Down the Wind/風にさらわれた恋」に”Lose Again”, “Someone To Lay Down Beside Me”, “IF He’s Ever Near”の3曲を提供をしたことによる。
その後、ソロアルバム”Karla Bonoff”, “Restless Night”, “Wild Heart of the Young“などをリリースした。
1984年の映画「フットルース」の挿入歌”Somebody’s Eyes”が入ったサウンドトラック盤はビルボードチャート1位を記録した。
彼女の楽曲は感情豊かで心に響くものがあり、多くの高い評価を得ている。
特にその詞には愛、喪失、成長、人間関係について深く掘り下げたものが多く、聴く人に多くの共感を呼び起こす。
アルバムの紹介
1977年 カーラ・ボノフ / Karla Bonoff
1979年 ささやく夜 / Restless Nights
1999年 オール・マイ・ライフ:ベスト・オブ・カーラ・ボノフ/The Best of Karla Bonoff: All My Life
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