No Woman, No Cry / Bob Marley and Wailers(ノー・ウーマン、ノー・クライ / ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)和 訳

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曲の紹介

【曲 名】No Woman, No Cry(ノー・ウーマン・ノー・クライ)
【アーティスト】Bob Marley and Wailers(ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)
【作詞・作曲】Vincent Ford(ビンセント・フォード)
【概 要】1974年にアルバム”Natty Dread‘”に収録され、1975年のライブアルバム”Live!“からシングルカットされたライブバージョンが有名となり、彼の代表曲の一つとなった。作詞・作曲はビンセント・フォードとクレジットされているが、ボブが作り著作権を友達の彼に譲ったのではと言われている。

アーティストの紹介

【名 前】Bob Marley(ボブ・マーリー)本名:Robert Nesta Marley(ロバート・ネスタ・マーリー)
【生 誕】1945年2月6日 – 1981年5月11日
【出身地】ジャマイカ
【概 要】ジャマイカでレゲエミュージシャンとして活動し、ラスタファリ運動の思想を持ち音楽活動を続け、社会的なメッセージを音楽を通じて発信し続け、世界的に多くの人々に影響を与えた。「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に於いて第19位にランクされた。

【記事参照元】: No Woman, No Cry-Wikipedia
【写真参照元】: Bob Marley-Wikipedia

曲の解釈

題名の”No woman, No cry”ですが、「泣かない女性は、いない」と意味がとれそうですが、ジャマイカの言葉では”No woman, nuh cry”と発音され、意味としては”Woman, don’t cry”となるそうです。

歌詞に出てくるトレンチタウン (Trenchtown)は、ジャマイカの首都キングストン(Kingston)にあるスラム街的なエリヤで、居住区の住人の生活は貧しく、治安も劣悪な環境のようです。ここが、ボブ・マーリーやその他のレゲエミュージシャンたちの活動の拠点となったようです。

この歌詞は、そんな町の様子やボブがほんとうに経験してきたことだろうと思われる内容になっています。
ジャマイカという国は古くはスペイン、イギリスの植民地で、労働者として黒人が西アフリカから連れてこられ強制労働や人身売買などが横行した悲しい歴史を持っているようです。

そんな中で、ボブはレゲエという音楽を通じて社会をよくしたい、社会から押さえつけられている弱者である黒人、女性、子供たちを救いたかったのではと思います。

この歌は、そんな弱者でこの町で迫害されてきたであろう”Woman”に呼びかけて、「泣いてはだめだ、奴らに油断してはだめだ、俺たちの仲間はみんな消されてきたじゃないか、もっと強くなるんだ」と背中を押しているように思えます。

ぜひ、動画を観ながら訳詞を追ってみてください。また、ライブの動画は1979年7月21日ボストンで行われたAmandla Festivalでのライブ映像ですが、このフェスティバルの目的が南アフリカの人権の自由をサポートするもので、ほんとうに、ボブの心の叫びが聞こえてきて泣けます。

Live at Amandla Festival

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

No Woman, No Cry

No woman, no cry
だめだ彼女、泣いちゃいけない
No woman, no cry
だめだ彼女、泣いちゃいけない
No woman, no cry
だめだ彼女、泣いちゃいけない
No woman, no cry
だめだ彼女、泣いちゃいけない

I remember when we used to sit
忘れないさ、俺たちがよく座り込んでた時、
In the government yard in Trenchtown *1
トレンチタウンの公共広場で
Oba, observing the hypocrites *2
見つけ出そうとしてた、裏切り者たちを
As they would mingle with the good people we meet
奴らは紛れ込もうとしてた、俺たちが出会った善良な人たちに
Good friends we have had, oh good friends we’ve lost
俺たちの良き友人たち、みんな失ってしまった
Along the way *3
これまでに
In this bright future you can’t forget your past
未来がこんなによくなっても、過去は絶対忘れちゃだめだ
So dry your tears I say
だから、涙を乾かすんだ

No woman, no cry
だめだ彼女、泣いちゃいけない
No woman, no cry
だめだ彼女、泣いちゃいけない
Little darling don’t shed no tears
愛しい人よ、涙を流さないで
No woman, no cry
だめだ彼女、泣いちゃいけない

2)
Said, I remember when we used to sit
忘れないさ、俺たちがよく座り込んでた時、
In the government yard in Trenchtown
トレンチタウンの公共広場で
And then Georgie would make the fire light
すぐに、ジョージは火を灯してくれたよな
Log wood burning through the night
一晩中、丸太を燃やしながら
Then we would cook corn meal porridge *4
それから、俺たちはコーンミール・ポリッジを作ったんだ
Of which I’ll share with you *5
少しでも、君と一緒に食べようと

My feet is my only carriage
俺の動力は、足しかない
So I’ve got to push on through
だから、押し進んで行くしかない
But while I’m gone *6
だけど、俺は未だに戻れない

Everything’s going to be alright
何もかも、よくなるさ
(Repeat 8 Times)

So, woman, no cry,
だから彼女、泣いちゃいけない
No, no, woman, woman, no cry
絶体、だめだ彼女、泣いちゃいけない
Woman, little sister, don’t shed no tears,
彼女よ、妹よ、涙を決して流さないで
No, woman, no cry
だめだ彼女、泣いちゃいけない

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キーワード

*1 government yard : 「政府所有の庭、囲い地」を「公共の広場」としました。

*2 hypocrites : 「偽善者」を文脈から「裏切者」としました。

*3 Along the way : 「~の途中で」「ここまでに」から「これまでに」としました。

*4 corn meal porridge : 「コーンミール・ポリッジ」ジャマイカの料理で、コーンの粉で作った日本でいう、おかゆみたいなものだそうですが、おかゆとちがうのは、水ではなくミルクで炊くそうです。

*5 Of which I’ll share with you: 「その内(料理)の一部を、君とシェア(一緒に食べたい)したい」という気持ち、願望を表わしていると思い、「少しでも、君と一緒に食べようと」にしました。

*6 But while I’m gone : これ以上の記述がないので、具体的な意味が分かりませんが、おそらく追われる身で身を隠している、何かの罪を着せられて刑務所にいると考え「だけど、俺は未だに戻れない」としました。

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