曲の紹介
【曲 名】Take It Easy (テイク・イット・イージー)
【アーティスト】Eagles (イーグルス)
【作詞・作曲】Jackson Browne(ジャクソン・ブラウン)/ Glenn Frey(グレン・フライ)
【概 要】1972年にリリースされたイーグルスのデビュー曲、同年6月に「イーグルス・ファースト」に収録され、彼らの代表曲となった。(ロックの殿堂(アメリカオハイオ州)にも納められている)
【記事参照元】Take It Easy-Wikipedia
【画像引用元】Take It Easy-Wikipedia
【原詞引用元】Eagles–Take It Easy Lyrics-Genius
曲の解釈
この曲は、最初はジャクソン・ブラウンが書き始めたそうですが、 “Well, I’m a-standin’ on a corner in Winslow, Arizona…”の続きが完成できなかったところ、当時同じカリフォルニアのアパートに住んでいたグレン・フライが “Such a fine sight to see. It’s a girl, my lord, in a flatbed Ford, slowin’ down to take a look at me.”はどうかと提案して、この曲は完成したそうです。
歌詞の内容は、主人公が嫌なことを忘れたくて車を走らせているけど、過去の思い出したくない元カノたちが頭をよぎってくる。
アリゾナ 州のウィンスローの街角で、大きなフォード製フラットベッドトラック を運転していた女の子と目が合い、なんとか落としたい主人公は、「うまくいくかどうか、付き合ってみないとわかんないし、気楽にいこうよ」と口説き文句のお手本?を言っているのが面白いです。
ちなみに、アリゾナ州ウィンスローには、Take It Easy像
というものが街角に立っているようです。
歌詞の和訳
(原詞:太文字)
Take It Easy
Well I’m a running down the road
俺は道を走り続けている
Tryin’ to loosen my load
荷を下ろすために
I’ve got seven women on my mind
7人の女たちが、思い浮かんできた
Four that wanna own me,
4人は、俺を欲しがったし
Two that wanna stone me *1
2人は、俺を薬漬けにしたがった
One says she’s a friend of mine
1人は、俺の友達だと言う
Take it easy, take it easy
気楽にいこうぜ、気楽に
Don’t let the sound of your own wheels
自慢の車輪の音に
Drive you crazy
狂うなよ
Lighten up while you still can
元気をだせよ、まだいけるさ
Don’t even try to understand
頭でわかろうとするんじゃない
Just find a place to make your stand
場所を見つけるだけさ、自分の居場所の
Take it easy
気楽にな
2)
Well I’m a standin’ on a corner in Winslow Arizona
俺は街角に立っている、アリゾナ ウィンスローの
Such a fine sight to see
なんて、いい眺めなんだ
It’s a girl, my lord, in a flatbed Ford
それは女の子さ、なんとフォード製フラットベッドトラック に乗ってる
Slowin’ down to take a look at me
速度を落としながら、俺を見てるんだぜ
Come on, baby, don’t say may be
おいおい彼女、「たぶん」なんて言うなよ
I’ve gotta know if your sweet love is gonna save me
知りたいのさ、君の甘い愛が、俺を救ってくれるのかって
We may lose and we may win *2
俺たちだめになるかもしれないし、上手くいくかもしれない
Though we will never be here again
だけどここで出会うことなんて、二度とないから
So open up I’m climbing in,
だからドアーを開けてくれ、乗り込んでいくよ
So take it easy
さあ、気楽にいこうぜ
3)
Well I’m a running down the road
俺は道を走り続けている
Trying to loosen my load
荷を下ろすために
Got a world of trouble on my mind
厄介なことが、思い浮かんできた
Lookin’ for a lover
恋人を探してる
Who won’t blow my cover *3
俺の本性を、あえて暴こうとしない
She’s so hard to find
そんな彼女は、なかなかいない
Take it easy, take it easy
気楽にいこうぜ、気楽に
Don’t let the sound of your own wheels
自慢の車輪の音に
Make you crazy
狂うなよ
Come on baby, Don’t say may be
おいおい彼女、「たぶん」なんて言うなよ
I gotta know if your sweet love Is gonna save me
知りたいのさ、君の甘い愛が、俺を救ってくれるのかって
Oh oh oh, oh oh oh
ウー・ウー・ウー、ウー・ウー・ウー
(Repeat 5 times)
Oh, we got it easy
ああ、簡単さ
We oughta take it e easy
気楽に行こうぜ
キーワード
*1 Stone:スラング(米俗)で(マリファナ)でハイになる、もうろうとするという意味があるようです。
*2 may lose and we may win:「負けるかもしれないし、勝つかもしれない」ですが、文脈に沿って「だめになるかもしれないし、上手くいくかもしれない」としました。
*3 blow my cover:「覆っているものを吹く」「本性を暴く」「ぼろが出る」
アーティストの紹介
【名前】イーグルス(Eagles )
【初期メンバー】(名前・担当パート・加入年)
ドン・ヘンリー(Don Henley) Vo. Ds 1971年 –
グレン・フライ(Glenn Frey) Vo.Gt.Key 1971年 – 2016年
ランディ・マイズナー(Randy Meisner)Vo.Bs. 1971年-1978年
バーニー・レドン(Bernie Leadon) Vo.Gt. 1971年-1975年
ドン・フェルダー(Don Felder) Gt.Vo. 1973年 -2000年
ジョー・ウォルシュ(Joe Walsh)Vo.Gt 1975年-
【結成】1971年 – 1980年 /1994年 – 2016年 /2017年 –
【結成地】アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス
【概要】1971年リンダ・ロンシュタットのバックバンドが編成され、その中のグレン・フライ、ドン・ヘンリー、ランディ・マイズナー、バーニー・レドンの4人がロンシュタットの所属レーベル(アサイラム・レコード)よりイーグルスとしてデビューした。
当時グレン・フライが住んでいたアパートにジャクソン・ブラウンも住んでいて、二人が共作しデビューシングルとなった「テイク・イット・イージー(Take It Easy)」は1972年ビルボードホット100で12位のヒットとなり、続く「魔女のささやき(Witchy Woman)」も全米ヒットとなった。
2ndアルバム「ならず者(Desperado)」、3rdアルバム「オン・ザ・ボーダー」を経て1975年にリリースしたアルバム「呪われた夜(One Of These Nights)」が大ヒットとなった。
また、同年リリースした初のベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」は全米歴代で最も売れたアルバムとなった。
このころバンド内の軋轢によりバーニー・レドンが脱退し、代わりのギタリストとしてジョー・ウォルシュが加入した。
1976年のアルバム「ホテル・カリフォルニア(Hotel California)」は彼らの代表作となった。
1979年にアルバム「ロング・ラン(The Long Run)」を発表したが、その後バンド内の不仲や曲作りの難航などにより1982年に解散した。
その後、1994年に再結成、解散を経て現在に至っている。
アルバムの紹介
1972年 イーグルス・ファースト / Eagles
1973年 ならず者 / Desperado
1974年 オン・ザ・ボーダー / On the Border
1975年 呪われた夜 / One of These Nights
1976年 イーグルス・グレイテスト・ヒッツ 1971-1975 / Their Greatest Hits 1971-1975
1976年 ホテル・カリフォルニア / Hotel California
19791年 ロング・ラン / The Long Run
2003年 イーグルス・ベスト・コレクション / The Very Best of the Eagles
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