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A Horse with No Name 名前のない馬 / America アメリカ

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目次

曲の紹介(A Horse with No Name)

【曲 名】A Horse with No Name(名前のない馬)
【アーティスト】America(アメリカ)
【作詞・作曲】Dewey Bunnell(デューイ・バネル)
【概 要】
「A Horse with No Name」は、アメリカのフォークロックバンド「アメリカ」によって1971年にリリースされた。この曲は、デューイ・バネルによって書かれ、バンドのデビューアルバム『America』に収録された。リリース当初から大ヒットし、アメリカのビルボードホット100で1位を獲得した。

【記事参照元】:A Horse with No Name-Wikipedia
【記事参照元】:America (Band)-Wikipedia
【原詞引用元】:A Horse with No Name – Genius

曲について

この曲は、デューイ・バネルによって書かれましたが、歌詞の中に「馬」という言葉が含まれているため、一部のリスナーからはヘロインを指すスラングとして解釈され、薬物に関する曲だと誤解されることもありました。しかし、バネル自身はこの曲が薬物についてではなく、自然との一体感や自己探求を表現したものであると説明しています。

歌詞は、主人公が孤独感や内面的な探求しながら砂漠を旅するストーリーで、特にアメリカの広大な自然を背景にした情景描写が印象的です。バニルは、アリゾナやニューメキシコの砂漠を子供時代に旅した思い出からインスパイアを受けたと語っています。

歌詞には抽象的な表現が多く含まれていますが、厳しい自然環境である砂漠の中で、自分の名前を思い出し、本来の自分を取り戻せるというメッセージが込められています。
一方で、都会の人間社会では他人から傷つけられ、自分の名前を失い、本当の自分でいられなくなる。
そんな心の悲痛な叫びを歌っているのではないかと思います。

曲の動画

以下の動画をアップしています
  • America – A Horse With No Name (Official Audio)
  • America – A Horse With No Name (1972) Warmer Music Videos
  • America – A Horse With No Name (America In Concert, May 24,1973)
America - A Horse With No Name (1972)
America - A Horse With No Name (America In Concert, May 24,1973)

歌詞の和訳(A Horse with No Name 名前のない馬)

(原詞:太文字)

A Horse with No Name

On the first part of the journey
旅のはじめの頃
I was lookin’ at all the life
僕は生き物すべてに目を向けていた
There were plants and birds and rocks and things
そこには植物や鳥に岩やいろんなものがあり
There was sand and hills and rings *1
砂と丘とリングがあった
The first thing I met was a fly with a buzz
最初に出会ったのはブンブン飛ぶハエと
And the sky with no clouds
雲一つない空だった
The heat was hot and the ground was dry
猛暑は熱く、地面は乾いていた
But the air was full of sound
だけど空気は音で満ちていた

I’ve been through the desert on a horse with no name
僕は名前のない馬に乗って砂漠を越えた
It felt good to be out of the rain
雨から解放されたのは気分がよかった
In the desert, you can remember your name
砂漠では、自分の名前を思い出せるんだ
‘Cause there ain’t no one for to give you no pain
砂漠では、自分の名前を思い出せるんだ
La, la, la-la-la-la, la-la-la, la, la
ラ、ラ、ラララララ、ラララ、ラ、ラ
La, la, la-la-la-la, la-la-la, la, la
ラ、ラ、ラララララ、ラララ、ラ、ラ

2)
After two days in the desert sun
砂漠の太陽の中で二日後に
My skin began to turn red
僕の肌は赤くなり始めた
After three days in the desert fun
砂漠で楽しんだ三日後に
I was lookin’ at a river bed
僕は川床を見ていた
And the story it told of a river that flowed
そして川は流れていたというストーリーは、
Made me sad to think it was dead
死んだと思うと悲しくなった

You see, I’ve been through the desert on a horse with no name
そう、僕は名前のない馬に乗って砂漠を越えた
It felt good to be out of the rain
雨から解放されたのは気分がよかった
In the desert, you can remember your name
砂漠では、自分の名前を思い出せるんだ
Because there ain’t no one for to give you no pain
砂漠では、自分の名前を思い出せるんだ
La, la, la la-la-la-la, la-la-la, la, la
ラ、ラ、ラララララ、ラララ、ラ、ラ
La, la, la la-la-la-la, la-la-la, la, la
ラ、ラ、ラララララ、ラララ、ラ、ラ

3)
After nine days, I let the horse run free
九日後、僕は馬を放してやった
‘Cause the desert had turned to sea
なぜなら、砂漠が海に変わったから
There were plants and birds and rocks and things
そこには植物や鳥に岩やいろんなものがあり
There was sand and hills and rings
砂と丘とリングがあった
The ocean is a desert with its life underground
海は地下に命を隠した砂漠だ
And a perfect disguise above
そして完璧に偽装された上辺
Under the cities lies a heart made of ground
都市の下には大地でできたハートがある
But the humans will give no love
だけど人間は愛を注ごうとしない

You see, I’ve been through the desert on a horse with no name
そう、僕は名前のない馬に乗って砂漠を越えた
It felt good to be out of the rain
雨から解放されたのは気分がよかった
In the desert, you can remember your name
砂漠では、自分の名前を思い出せるんだ
Because there ain’t no one for to give you no pain
砂漠では、自分の名前を思い出せるんだ
La, la, la la-la-la-la, la-la-la, la, la
ラ、ラ、ラララララ、ラララ、ラ、ラ
La, la, la la-la-la-la, la-la-la, la, la
ラ、ラ、ラララララ、ラララ、ラ、ラ
Repeat)

キーワード

*1 rings : 「リング(輪)は、砂漠の竜巻、太陽の光輪、環状道路、(モノが連鎖している)輪など、いろいろな意味が推測できますが、ここでは「照りつける太陽の光輪」の意味で「リング」としました。

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アーティストの紹介(America アメリカ)

【名 前】America (アメリカ)
【結成】1970年
【結成地】ロンドン、イギリス
【メンバー】
Gerry Beckley(ジェリー・ベックリー):アコースティックギター、ボーカル
Dewey Bunnell(デューイ・バネル):リードボーカル、アコースティックギター
Dan Peek(ダン・ピーク):ベース、バックボーカル *1977年脱退、2011年没

アーティストの軌跡

アメリカ(America)は、1971年アルバム「America」でデビューし、フォークロックのジャンルで一世を風靡したアメリカン・イギリス系のバンドです。メンバーはデューイ・バネル(Dewey Bunnell)、ジェリー・ベックリー(Gerry Beckley)、ダン・ピーク(Dan Peek)の3人で構成され、それぞれロンドン駐在のアメリカ空軍に所属する親を持ち、イギリスで育ったという特異なバックグラウンドを持っています。

バンドは1971年に結成され、翌1972年にデビューアルバム『America』をリリース。このアルバムから生まれた代表曲「名前のない馬(A Horse With No Name)」が全米チャート1位を獲得し、一躍スターの座に躍り出ました。その後も「I Need You」「Ventura Highway」「Sister Golden Hair」「Tin Man」など、多くのヒット曲を生み出し、1970年代を通じて音楽シーンの中心で活躍しました。

アメリカの音楽は、アコースティックギターを中心としたシンプルで心地よいサウンドが特徴です。
サウンドは、クロスビー、スティルス、ナッシュなどのフォークロックバンドのスタイルに3部合唱のハーモニーを組み込んだスタイルを作り上げました。洗練されたハーモニーと親しみやすいメロディは、フォークとロックの絶妙な融合を生み出し、多くのリスナーに愛されました。

1977年、ダン・ピークがバンドを脱退しましたが、バネルとベックリーはデュオとして活動を継続。2人はその後もコンスタントにアルバムをリリースし、ライブ活動を行っています。彼らの音楽は時代を超えて愛され続け、多くのアーティストにも影響を与えました。

アメリカは、フォークロックを主流音楽に押し上げる役割を果たしただけでなく、アコースティックギター主体の音楽スタイルを世界に広める一因となりました。今でも「名前のない馬」をはじめとする楽曲はラジオで頻繁に流れ、多くの世代に親しまれています。

彼らの音楽は、自然への畏敬や人間の感情をシンプルに描きながらも、普遍的な魅力を持つものとして、フォークロックの歴史に大きな足跡を残しました。

アルバムの紹介

スタジオアルバム
America (1972)
Homecoming (1972)
Hat Trick (1973)
Holiday (1974)
Hearts (1975)
Hideaway (1976)
Harbor (1977)
Silent Letter (1979)
Alibi (1980)
View from the Ground (1982)
Your Move (1983)
Perspective (1984)
Hourglass (1994)
Human Nature (1998)
Holiday Harmony (2002)
Here & Now (2007)
Back Pages (2011)
Lost & Found (2015)

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