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Ain’t Nobody’s Business What We Do エイント・ノーバディズ・ビジネス・ホワット・ウィー・ドゥー / Freddie King フレディ・キング

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目次

曲の紹介|Ain’t Nobody’s Business What We Do エイント・ノーバディズ・ビジネス・ホワット・ウィー・ドゥー

インフォメーション

  • 曲名: Ain’t Nobody’s Business What We Do(エイント・ノーバディズ・ビジネス・ホワット・ウィー・ドゥー)
  • アーティスト: Freddie King(フレディ・キング)
  • 作詞・作曲: Porter Grainger(ポーター・グレインジャー)、Everett Robbins(エヴェレット・ロビンス)
  • サマリー: 
    • 原曲は1922年に発表され、ベシー・スミス、ビリー・ホリデイ、ジミー・ウィザースプーンなど、多くのブルース・アーティストによってカバーされてきた伝説的なブルース・スタンダード。
    • フレディ・キングが1969年リリースのアルバム「My Feeling For The Blues」に収録してヒットした。
  • 記事引用元:Ain’t Nobody’s Business-Wikipedia
  • 歌詞参照元:Freddie King – Ain’t Nobody’s Business What We Do– Genius

曲について

この曲は、1920年代から歌い継がれてきたブルースの伝統を受け継ぐ不朽の名曲で、フレディ・キングをはじめ数多くのアーティストがカバーしている名曲です。

原曲「Ain’t Nobody’s Business」(元々は「‘Tain’t Nobody’s Biz-ness if I Do」)は、1922年にポーター・グレインジャーとエヴェレット・ロビンスによって作曲されたブルースの名曲で、最初期のブルース・スタンダードの一つとなりました。

最初のレコーディングは1922年10月19日、ニューヨークでアンナ・メイヤーズがオリジナル・メンフィス・ファイヴをバックに録音したものでした。その後すぐに、サラ・マーティンアルバータ・ハンターベシー・スミスなど、女性ブルース歌手たちによって次々とレコーディングされました。

1947年には、ジャンプ・ブルースの歌手ジミー・ウィザースプーンが「Ain’t Nobody’s Business」としてこの曲を復活させ、1949年に全米R&Bチャートで1位を獲得し、その年最大のヒット曲となりました。ウィザースプーンのバージョンは34週間もチャートに留まり、ブルース・ファウンデーション殿堂に「ブルース・レコーディングのクラシック」として殿堂入りを果たしています。

フレディ・キングは1970年のアルバム「My Feeling For The Blues」でこの曲を取り上げ、彼独特の熱いギタープレイと力強いボーカルで、1920年代のクラシック・ブルースに新たな命を吹き込みました。

キング・カーティスとドニー・ハサウェイによる編曲が施されたこのバージョンは、オールスター・ミュージシャンによる演奏で、テキサス・ブルースとモダン・ソウルが融合した素晴らしい作品となっています。

フレディ・キングのバージョンは、1920年代のヴォードヴィル・ジャズ風のアレンジから一転、エレクトリック・ブルースの激しさと情熱を持って演奏されており、原曲が持つメッセージの力強さをさらに強調させています。

歌詞には、ブルースが表現する「人間の複雑さ、矛盾、尊厳、そして自由への渇望」が深く込められています。完璧ではない人生、批判されるかもしれない選択、それでも自分らしく生きようとする人間の姿勢。そこには居直りとも取れる強さと、同時に孤独や哀しみも感じられます。

これは単なる開き直りの歌ではなく、ブルースが本質的に持つ「人間の尊厳と自由」を歌い上げた、深い共感を呼ぶ名曲です。

曲の動画

以下の動画をアップしています。

  • Ain’t Nobody’s Business What We Do -フレディ・キング – トピック
  • Ain’t Nobody’s Business What We Do (Live) -フレディ・キング – トピック
  • T’aint Nobody’s Business If I Do (Live) -フレディ・キング – トピック
  • Ain’t Nobody’s Bizness-B.B. King – トピック
Ain’t Nobody’s Business What We Do (Live)
T'aint Nobody's Business If I Do (Live)
Ain't Nobody's Bizness

歌詞の和訳|Ain’t Nobody’s Business What We Do エイント・ノーバディズ・ビジネス・ホワット・ウィー・ドゥー

(原詞:太文字)

Ain’t Nobody’s Business What We Do

One day, we have ham and bacon
ある日、ハムやベーコンが手に入って
And the next day ain’t nothing shakin’
*1
翌日には何も手に入らなくても
And it ain’t nobody’s business if we do
*2
俺たちがどう生きようが他人の知ったことか

2)
If me and my baby fuss and fight
俺と彼女が大騒ぎして喧嘩しても
Yes, and the next minute, let me tell you we’re alright *3
すぐに、ほら、ちゃんと上手くやってるから
But it ain’t nobody’s business if we do

俺たちのことは他人の出る幕じゃない

3)
I’m three times seven
俺は三掛け七だぜ
Lord, let me tell you, that makes twenty-one
あのさ、いいかい、21になったってことさ
And it ain’t nobody’s business what I’ll do
俺が何しようが誰にも関係ない

Outro)
Lord, Lord, Lord, Lordy, Lord *4
ああ、ああ、ああ、もう、ああ
Lord, Lordy, Lordy, Lordy, Lordy
もう、もう、もう、もう、もう
And it ain’t nobody’s business what I’ll do

俺が何をしようが誰にも関係ない

キーワード

  • *1 ain’t nothing shakin’ :直訳では「何も振れ(揺れ)ていない」ですが、何も起こらない(変わらない)の意味で「何も手に入らない」としました。
  • *2 it ain’t nobody’s business if we do : 
    • nobody’s business:「他人には関係ないこと」「余計なお世話」
    • do :前文の「ハムやベーコン」を受けて、ここでは「生活」の意味で「生きる」としました。
  • *3 and the next minute, let me tell you we’re alright
    • the next minute:「そして次の瞬間には」を文脈から「すぐに」としました。
    • let me tell you:「言っておくけど」など、相手に注意を向けさせる意味で「ほら」としました。
  • *4 Lordy:驚きや感情の高ぶりを表す間投詞

アーティストの紹介「Freddie King フレディ・キング」

  • 名 前:Freddie KingまたはFreddy King(フレディ・キング)
  • 出生名:Frederick Christian
  • 生誕・死没:1934年9月3日 – 1976年12月28日
  • 出身地:米国テキサス州ギルマー
  • サマリー:フレディ・キングはアメリカのブルースギタリスト、シンガー、ソングライターで、アルバート・キングとB.B.キングと共に「ブルースギター3人のキング」と呼ばれた。

「フレディ・キング」は6歳で母親と叔父からギターを学び始めました。

10代の頃シカゴに移り住み、ギタリストのジミー・リー・ロビンソンとドラマーのフランク・”ソニー”・スコットと最初のバンド「Every Hour Blues Boys」を結成しました。

チェス・レコードからの繰り返しの拒否を受けた後、フェデラル・レコードと契約し、1961年にBillboard誌のリズムアンドブルースチャートで5位に達したシングル「Have You Ever Loved a Woman」と「Hide Away」でブレイクしました。

彼はテキサスブルースとシカゴブルースの影響を受けたギタースタイルを持っていました。

アルバム「Freddy King Sings」では歌唱力を披露し、「You’ve Got to Love Her with a Feeling」と「I’m Tore Down」という記録的なヒット曲が収録されています。

彼は、当時の大物ロックアーティストであるエリック・クラプトンやGrand Funk Railroadと共演しました。
(グランド・ファンクの代表曲 “We’re an American Band” では歌詞にキングが登場しています。)

2012年にロックンロールの殿堂入りし、「ローリングストーン誌の史上最も偉大なギタリスト(2003年版)」では25位、2011年の改定版では15位にランキングされています。

彼の魂のこもった強力な歌声とギタープレイは、多くのブルース・ロックギタリストに大きな影響を与えています。

代表アルバム

1961年 Freddy King Sings

1969年 Freddie King Is A Blues Master

1971年 Getting Ready…

created by Rinker
Capitol

1977年 Freddie King (1934-1976)

2000年 The Best Of Shelter Years

2001年 Ultimate Collection

2014年 LIVE&LOUD 1968

created by Rinker
Rockbeat Records
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