All Along the Watchtower/Bob Dylan( 見張塔からずっと/ボブ・ディラン)和 訳

曲の紹介

【曲名】All Along the Watchtower (見張塔からずっと)
【アーティスト】Bob Dylan(ボブ・ディラン)
【作詞・作曲】Bob Dylan(ボブ・ディラン)
【概要】

ボブ・ディランが1967年12月にリリースした8枚目のスタジオアルバム「John Wesley Harding(ジョン・ウェズリー・ハーディング)」に収録された楽曲
ライブでも多く演奏され、彼の他のアルバムにも多く収録されている。
多くのアーティストがカバーをしていて、その中でもジミ・ヘンドリックスのカバー・バージョンは、彼の2枚組アルバム「Electric Ladyland(エレクトリック・レディランド)」に収録され大ヒットとなり、ディランも絶賛したようです。

(参照元 : All Along the Watchtower -Wikipedia)
(画像引用元 : All Along the Watchtower -Wikipedia)

曲の解釈

この曲は、初期の聖書「イザヤ書」第21章の、見張り塔から馬に乗った二人の男が来るのが見えたとき、バビロンが崩壊したことを知るという逸話から発想されたようです。
とても抽象的で意味が分かりずらいですが、道化師と泥棒が実業家や農夫たちが無秩序な反社会的行為をするのを責めているのは、面白いなと思いました。
現代社会における地位や権力者が、悪いことをするような風刺に思えてしまいます。

好きなカバーバージョンの中でも、ジミヘンのバージョンはロック調に仕上げていて、とにかくギターソロがカッコいいです。
デイブ・メイソンのバージョンは同じロック調でも、ジミヘンとちがった味わいがあって、とても素敵です。ぜひ、聴き比べてみてください。

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

All Along the Watchtower

1)
“There must be some way out of here,”
「ここから抜け出せる道がきっとあるはず」
said the joker to the thief
道化師は泥棒に言った
There’s too much confusion,
あまりに無秩序すぎて
I can’t get no relief*1
心配でしょうがない
Businessmen*2, they drink my wine,
実業家どもは、俺のワインを飲んでるし、
plowmen dig my earth
農夫どもは、俺の土地を掘り起こしてる
None of them along the line
誰も人のいうことを聞かないで、
know what any of it is worth
事の大切さを、まるで分かっちゃいない

2)
“No reason to get excited,”
「怒る必要なんてないさ」
the thief, he kindly spoke
泥棒はやさしく話しかけた
There are many here among us*3,
ここの連中の中には、たくさんいる
who feel that life is but a joke
人生なんて、ほんのジョークだと思ってる奴らが
But you and I, we’ve been through that
だけどお前と俺は、なんとかすり抜けてきたじゃないか
and this is not our fate
これって俺たちの運命じゃないよな
So let us not talk falsely now,
だから、無意味な話はもうやめようぜ
the hour is getting late
もうこんな時間になっちまった

3)
All along the watchtower,
見張り塔からずっと
princes kept the view
プリンセスは見ていた
While all the women came and went,
女たちがみな、逃げ惑う様子を
barefoot servants too
裸足の召使たちと共に
Outside in the distance
はるか彼方で
a wildcat did growl
ヤマネコがうなり声をあげた
Two riders were approaching,
騎乗の二人は、しだいに近寄り
the wind began to howl
風がうなりを上げ始めた

キーワード

*1 relief : 安心(苦痛、心配などの除去、軽減)

*2 Businessmen : 実業家、経営者(日本でいうビジネスマンはoffice worker)

*3 here among us : ここの私たちの中に~ここの連中としました