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All Right Now オール・ライト・ナウ / Free フリー

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目次

曲の紹介(All Right Now オール・ライト・ナウ)

【曲 名】All Right Now(オール・ライト・ナウ)
【アーティスト】Free(フリー)
【作詞・作曲】Andy Fraser(アンディ・フレイザー)/ Paul Rodgers(ポール・ロジャース)
【概 要】

1970年リリースの3thアルバム「Fire and Water」に収められ、アルバムより2枚目のシングルとしてリリースされた。
全英シングル・チャートで2位、全米ビルボード・ホット100シングル・チャートで4位を記録した。

【記事参照元】All Right Now-Wikipedia
【歌詞引用元】All Right Now-Genius

曲の解釈

この曲は、ベースのアンディ・フレイザーとボーカルのポール・ロジャースが作りました。
Durham Students’ Union(イギリス・ダーラムの学生組合)でのライブが不評のため、最後に盛り上げるためにフレイザーのインスピレーションをもとに、楽屋で即興で作った楽曲とのことです。

歌詞の内容は、男性が道で出会ったコールガール風の彼女を家に連れていった。
彼女は、関係をせまってくるが、男性は「あせるなよ、愛が始まって続くかもしれないから」と、彼女に愛を求める。
しかし、彼女は愛という言葉で、自分を騙すつもりだと本気にしない。
コーラスでは、男性が、「大丈夫、もう大丈夫さ」と彼女をまるで愛で包むように歌っています。

まるで、1990年公開のアメリカ映画で、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツ主演の「Pretty Woman(プリティ・ウーマン)」を思い出しました。
映画は、コールガールとリッチな実業家が恋に落ちていくとても素敵なストーリーです。

このFreeはとても好きなバンドで、なんと言ってもポール・ロジャースの魂が震えるようなボーカルに、シンプルだけどブルージーでソウルフルな演奏がかっこいいです。

Free - All Right Now (Doing Their Thing, 1970) Official Live Video

歌詞の和訳(All Right Now オール・ライト・ナウ)

(原詞:太文字)

All Right Now

There she stood in the street
彼女は通りに立っていた
Smiling from her head to her feet *1
微笑みを全身で表して
I said, “Hey, what is this, now baby”, maybe
俺は言った「やあ、何してるんだい彼女?」、たぶん
Maybe she’s in need of a kiss *2
たぶん彼女は接触を求めてるなと
I said, “Hey, what’s your name baby?
俺は言った「やあ彼女、名前はなんていうんだい?
Maybe we can see things the same”
たぶん俺たち同じ夢が見れるぜ」 *3
Now don’t you wait or hesitate
まだ、待ってぐずぐずするのかい?
Let’s move before they raise the parking rate
行こうぜ、パーキング料金が上がる前に
Ow!
さあ!

All right now, baby, it’s all right now
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ
All right now, baby, it’s all right now
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ

2)
I took her home to my place
彼女を、俺の家に連れてきた
Watchin’ every move on her face
彼女の顔色を、気を使いながら観ていると
She said, “Look, what’s your game, baby? *4  
彼女は言った「ちょっと、何のつもり?
Are you tryin’ to put me in shame?” *5
私を辱めようとしてるの?」
I said, “Slow, don’t go so fast
俺は言った「落ち着けよ、そんなに急ぐなよ、
Don’t you think that love can last?”
思わないか、愛は続けられるって」
She said, “Love, Lord above
彼女は言った「愛?、ああ
Now you’re tryin’ to trick me in love”
あなたは愛を使って私を騙そうとしてる

All right now, baby, it’s all right now
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ
All right now, baby, it’s all right now
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ

Guitar Solo)

All right now, baby, it’s all right now, yeah
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ、イエー
All right now, baby, it’s all right now
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ
All right now, baby, it’s all right, yeah
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ、イエー
All right now, baby, baby, baby, it’s all right
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ
All, all right now, yeah
もう大丈夫、彼女、イエー
It’s all right, it’s all right, it’s all right, yeah
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ、イエー
All right now, baby, it’s all right now
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ
Yeah, we’re so happy together, ow
イエー、俺たちとっても幸せだぜ
It’s all right, it’s all right, it’s all right
もう大丈夫、彼女、もう大丈夫さ
Everything’s all right, yeah
すべて大丈夫さ、イエー
Hoo-ooh
ウー

キーワード

*1 her head to her feet: head to toe「全身~だ」と同じ意味で、「全身に」としました。

*2 in need of a kiss: “kiss”「接触」とし、「接触が必要」の意味で「接触を求めてる」としました。

*3 we can see things the same: 直訳では「俺たちは、同じものを見ることができる」ですが、文脈から”thing”を「夢」として「同じ夢を見れる」としました。

*4 what’s your game: 慣用句で「あなたの企みは何?」という意味なので、「何のつもり?」としました。

*5 put me in shame: 「私を辱める」としましたが、この「辱める」は彼がすぐにHをしようとしないことに対して彼女が言っていると解釈しました。

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アーティストの紹介(フリー Free)

【名前】フリー(Free)
【初期メンバー】
Paul Rodgers/ポール・ロジャース(ボーカル)
Paul Kossoff/ポール・コソフ(ギター)
Andy Fraser/アンディ・フレイザー(ベース、ピアノ)
Simon Kirke/サイモン・カーク(ドラム、パーカッション)
【後期メンバー】
John Bundrick/ジョン・バンドリック(キーボード・ピアノ)
Tetsu Yamauchi/山内テツ(ベース)
【活動期】1968年 -1973年
【結成地】ロンドン、イングランド
【概要】

彼らの音楽は、ブルース、ソウルをベースにしたロックで、1970年リリースのアルバムFire and Water」の収録曲「All Right Now」がロックのクラシックともなる大ヒットとなりました。

1971年に、解散し各メンバーは各自の活動を始めました。

1972年コゾフとカークは、ベースに山内テツ、キーボードにラビットを加え、アルバム「Kossoff Kirke Tetsu Rabbit(コゾフ/カーク/テツ/ラビット)」をリリースしました。
しかし、この時期よりコゾフは次第に薬物依存に陥っていきました。

その後、コゾフを救うために1972年2月にオリジナルメンバーで再結成されましたが、1973年リリースのアルバム「ハートブレイカー」を最後に解散しました。

1973年にポール・ロジャースとサイモン・カークが新しいバンド「バッド・カンパニー」を設立し、彼らの音楽のコンセプトは受け継がれました。

ポール・コゾフは1976年に25歳で肺塞栓症で亡くなり、アンディ・フレイザーは2015年3月16日に62歳で亡くなりました。

彼らは、解散するまでに世界中で2000万枚以上のレコードを売り上げ、700回以上のコンサートを行いました。

公式サイト
Free Official Site

アルバムの紹介

1969年 Free/フリー


1970年 Fire and Water/ファイアー・アンド・ウォーター


1971年 FREE LIVE/フリー・ライブ

1973年 HEARTBREAKER/ハート・ブレイカー


1979年 THE FREE STORY/ザ・フリー・ストーリー








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