曲の紹介|Beat It ビート・イット

インフォメーション
- 曲名:Beat It ビート・イット
- アーティスト:Michael Jackson マイケル・ジャクソン
- 作詞・作曲:
- Michael Jackson マイケル・ジャクソン
- リリース:
- 1983年2月14日 シングル「Beat It」リリース
- 1982年11月30日 アルバム『Thriller』収録
- 1983年3月 ビルボード・Hot 100チャート1位獲得
- サマリー:
- マイケル・ジャクソンの最も象徴的な楽曲の1つ。史上最も売れたアルバム『Thriller』からの3枚目のシングル。ギタリストのエディ・ヴァン・ヘイレンが参加し、ロックとポップの境界を打ち破った。
- 暴力を否定し、争いから立ち去る勇気を説いた歌詞が特徴。ストリートギャングの抗争をテーマにしたミュージックビデオは、実際のギャング団メンバーがエキストラとして参加した。
- ビルボード・Hot 100で3週連続1位を記録。グラミー賞2部門を受賞し、MTV時代を象徴する作品となった。世界中で数百万枚を売り上げ、音楽史に残る名曲として評価されている。
- ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2004年版)では337位にランキングされている。
- 記事参照元:
- Beat It – Wikipedia
- Michael Jackson – Wikipedia
- 歌詞参照元:Michael Jackson – Beat It – Genius
曲について
「Beat It(ビート・イット)」は、1982年にマイケル・ジャクソンが作詞・作曲した楽曲で、ポップミュージック史上最も影響力のある作品の1つです。
プロデューサーのクインシー・ジョーンズは、アルバム『Thriller』にロックファンを惹きつける楽曲が必要だと考えており、マイケルはその要望に応え、ロックとファンクを融合させた革新的な楽曲を書き上げました。
伝説のギターソロ
この曲最大の特徴は、ヴァン・ヘイレンのエディ・ヴァン・ヘイレンによるギターソロです。エディは無償で演奏に参加し、約20秒の伝説的なソロを一発録りで完成させました。
当時ロック界のトップギタリストと黒人ポップスターのコラボレーションは画期的で、彼のギターは曲に強烈なエネルギーを注入し、ジャンルの壁を越えた普遍的な魅力を生み出しました。
社会的メッセージ
歌詞の内容は、ストリートの暴力に巻き込まれそうになった若者に「逃げろ、立ち去れ」と警告するものです。
「勇気を見せろ、でも逃げることを恐れるな」というメッセージは、当時のギャング文化が蔓延する都市部の若者たちに向けられていました。
マイケルは暴力を美化せず、争いから離れることを賢明な選択として提示し、音楽を通じて社会問題に正面から向き合いました。
革新的なミュージックビデオ
ボブ・ジラルディ監督による映画のようなミュージックビデオは、実際のロサンゼルスのギャング団、クリプスとブラッズのメンバーをエキストラとして起用し、リアルな緊張感を作り出しました。
対立する2つのギャング団が同じ現場にいる危険な状況でしたが、マイケルの音楽が彼らを一つにしました。
振付師マイケル・ピーターズが考案したダンスシーンは、ストリートダンスとジャズダンスを組み合わせた革新的なスタイルで、赤いジャケットを着たマイケルのダンスはMTV世代のアイコンとなりました。
記録的な成功
1983年2月にリリースされた「Beat It」は、ビルボード・Hot 100チャートで3週連続1位を獲得し、世界中のチャートでもトップを記録しました。
イギリスでは3位、オーストラリアでは1位となり、グローバルヒットを達成。グラミー賞では最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞と最優秀レコーディング賞を受賞し、MTVビデオ・ミュージック・アワードでも複数の賞を獲得しました。
音楽業界への影響
この曲は音楽ジャンルの壁を崩し、黒人アーティストの楽曲が白人中心のロックラジオ局で頻繁に放送されるようになり、MTVも黒人アーティストの映像を積極的に放送するきっかけとなりました。
異なる音楽シーンが交わることで新しい可能性が生まれることを証明し、多くの学校や地域団体が暴力防止キャンペーンにこの曲を使用しました。
不朽の遺産
リリースから40年以上経った今も「Beat It」は色あせることなく愛され続け、数え切れないほどのアーティストがカバーし、映画やテレビ番組で使用されています。
ローリング・ストーン誌の「史上最高の楽曲500」にランクインし、マイケル・ジャクソンの音楽的才能、社会的メッセージ、そしてエンターテイナーとしての魅力を象徴する永遠の名曲として音楽史に刻まれています。
曲の動画
以下の動画をアップしています。
- Beat It – Michael Jackson(Official Video)(ページトップ)
以下の動画をリンクしています。
- Michael Jackson – Beat It (Live HIStory Tour In Munich) (Remastered 4K Upscale) – ZahidMJさんの動画
- Michael Jackson – Beat It (30th Anniversary Celebration) (Remastered Widescreen) – New Michael さんの動画
歌詞の和訳|Beat It ビート・イット
(原詞:太文字)
Beat It
They told him, “Don’t you ever come around here
奴らは彼に言った、「二度とここに来るな、
Don’t wanna see your face, you better disappear”
お前の顔なんか見たくない、消えた方が身のためだ」
The fire’s in their eyes and their words are really clear
奴らの目には炎が宿り、言葉ははっきりしている
So beat it, just beat it *1
だから逃げろ、逃げるんだ
You better run, you better do what you can *2
走るんだ、できる限りのことをした方がいい
Don’t wanna see no blood, don’t be a macho man (Ooh) *3
血を見たくない、マッチョマンになるな
You wanna be tough, better do what you can *4
強くなりたいなら、できる限りのことをした方がいい
So beat it, but you wanna be bad
だから逃げろ、でも君は悪ぶりたいんだ
Chorus)
Just beat it (Beat it), beat it (Beat it)
逃げるんだ (逃げろ)、逃げろ (逃げろ)
No one wants to be defeated
誰も負けたくはない
Showin’ how funky and strong is your fight
君の戦いがどれだけファンキーで強いか見せるんだ
It doesn’t matter who’s wrong or right
誰が正しいか間違ってるかなんて関係ない
Just beat it (Beat it), just beat it (Beat it)
逃げるんだ (逃げろ)、逃げるんだ (逃げろ)
Just beat it (Beat it), just beat it (Beat it) Ooh
逃げるんだ (逃げろ)、逃げるんだ (逃げろ)
2)
They’re out to get you, better leave while you can
奴らは君を狙ってる、できるうちに逃げたほうがいい
Don’t wanna be a boy, you wanna be a man
子供でいたくない、男になりたいんだろ
You wanna stay alive, better do what you can
生き延びたいなら、できることをやったほうがいい
So beat it, just beat it (Ooh)
だから逃げろ、逃げるんだ
You have to show them that you’re really not scared (Ooh)
本当に怯えていないと見せつけなければいけない
You’re playin’ with your life, this ain’t no truth or dare (Ooh) *5
君は命をかけて遊んでるが、これは真実か挑戦ゲームじゃないんだ
They’ll kick you, then they’ll beat you, then they’ll tell you it’s fair *6
奴らは君を蹴って、殴って、それから君に自業自得だというだろう
So beat it, but you wanna be bad
だから逃げろ、でも君は悪ぶりたいんだ
Chorus)
Just beat it (Beat it), beat it (Beat it)
逃げるんだ (逃げろ)、逃げろ (逃げろ)
No one wants to be defeated
誰も負けたくない
Showin’ how funky and strong is your fight
君の戦いがどれだけファンキーで強いか見せるんだ
It doesn’t matter who’s wrong or right
誰が正しいか間違ってるかなんて関係ない
Just beat it (Beat it), beat it (Beat it)
逃げるんだ (逃げろ)、逃げろ (逃げろ)
No one wants to be defeated
誰も負けたくない
Showin’ how funky and strong is your fight
君の戦いがどれだけファンキーで強いか見せるんだ
It doesn’t matter who’s wrong or right
誰が正しいか間違ってるかなんて関係ない
Just beat it
逃げるんだ
Beat it
逃げろ
Beat it
逃げろ
Beat it
逃げろ
Beat it
逃げろ
Chorus)
Beat it (Beat it), beat it (Beat it)
逃げろ (逃げろ)、逃げろ (逃げろ)
No one wants to be defeated
誰も負けたくない
Showin’ how funky and strong is your fight
君の戦いがどれだけファンキーで強いか見せるんだ
It doesn’t matter who’s wrong or right (Who’s wrong, who’s right)
誰が正しいか間違ってるかなんて関係ない (誰が間違いで、誰が正しい)
Just beat it (Beat it; hoo-hoo), beat it (Beat it)
逃げるんだ (逃げろ; hoo-hoo)、逃げろ (逃げろ)
No one wants to be defeated (No, no)
誰も負けたくない (誰も, 誰も)
Showin’ how funky and strong is your fight (Hee-hee, hee-hee-hee)
君の戦いがどれだけファンキーで強いか見せるんだ
It doesn’t matter who’s wrong or right
誰が正しいか間違ってるかなんて関係ない
Just beat it (Beat it), beat it (Beat it)
逃げるんだ (逃げろ)、逃げろ (逃げろ)
No one wants to be defeated (Oh, no)
誰も負けたくない (ああ, 誰も)
Showin’ how funky and strong is your fight (Hoo-hoo, hee-hee)
君の戦いがどれだけファンキーで強いか見せるんだ
It doesn’t matter who’s wrong or right (Hoo)
誰が正しいとか間違ってるなんて問題じゃない
Just beat it (Beat it), beat it (Beat it)
逃げるんだ (逃げろ)、逃げろ (逃げろ)
No one wants to be defeated
誰も負けたくない
Showin’ how funky and strong is your fight
君の戦いがどれだけファンキーで強いか見せるんだ
It doesn’t matter who’s wrong or right (Who’s wrong, who’s right)
誰が正しいとか間違ってるなんて問題じゃない (誰が間違いで、誰が正しい)
Just beat it (Beat it; hoo-hoo), beat it (Beat it)
逃げるんだ (逃げろ)、逃げろ (逃げろ)
No one wants to be—
誰も(負けたく)~
キーワード
- *1. Beat It: 「立ち去れ」「逃げろ」という意味のスラング
- *2. you better do what you can:「できる(限りの)ことをした方がいい」
- 身を守るために今できるベストを尽くせ(逃げるのも一つの手だ)という意味で訳しました。
- *3. Don’t be a macho man: マッチョになろうとするな – 「筋肉質な男性」ではなく、無理に強がる必要はないという意味で訳しました。
- *4. better do what you can:「できることをしたほうがいい」は、「(逃げることも含めて生きるために)できる限りのことをした方がいい」としました。
- *5. truth or dare: 質問への正直な回答(Truth)か、命令の実行(Dare)を選択する、海外で定番のパーティーゲーム
- *6. fair: 「お前が悪いから、フェア、公平だ」の意味で「自業自得」としました。
アーティストの紹介|Michael Jackson マイケル・ジャクソン
インフォメーション
- 名前:Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)
- 主なバンドメンバー/コラボレーター:
- 初期(1964-1975年)- The Jackson 5
- Jackie Jackson ジャッキー・ジャクソン
- Tito Jackson ティト・ジャクソン
- Jermaine Jackson ジャーメイン・ジャクソン
- Marlon Jackson マーロン・ジャクソン
- ソロキャリア(1971年以降)
- Quincy Jones クインシー・ジョーンズ プロデューサー
- Eddie Van Halen エディ・ヴァン・ヘイレン ギター(「Beat It」)
- Paul McCartney ポール・マッカートニー デュエットパートナー
- 初期(1964-1975年)- The Jackson 5
- 誕生:1958年8月29日
- 死去:2009年6月25日
- 出身地:アメリカ合衆国 インディアナ州ゲーリー
- サマリー:
- マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)は、1958年にアメリカで生まれ、1964年から芸能活動を開始した歌手・ソングライター・ダンサー・エンターテイナーで、「キング・オブ・ポップ(King of Pop)」として知られる。
- ポップ、ソウル、ファンク、ロック、ディスコを融合させた音楽スタイルで、世界中で推定4億枚以上のレコードを売り上げ、史上最も成功したエンターテイナーの1人となった。
- 公式サイト:https://www.michaeljackson.com/
アーティストの軌跡
マイケル・ジャクソンは1958年8月29日、インディアナ州ゲーリーの労働者階級の家庭に9人兄弟の8番目として生まれました。
父ジョセフの厳格な指導のもと、5歳で兄たちとジャクソン5を結成。1969年にモータウン・レコードと契約すると、「I Want You Back」「ABC」「I’ll Be There」などが立て続けに1位を獲得し、一躍スターダムにのし上がりました。
ソロアーティストとしての飛躍
1971年からソロ活動を開始し、1979年のアルバム『Off the Wall』で転機を迎えます。
プロデューサーのクインシー・ジョーンズと組んだこの作品は世界で2000万枚以上を売り上げ、マイケルを国際的スターへと押し上げました。
そして1982年、音楽史上最も重要なアルバム『Thriller』をリリース。推定7000万枚以上を売り上げ、史上最も売れたアルバムとなりました。
「Billie Jean」「Beat It」「Thriller」の3つのミュージックビデオはMTVの黄金時代を築き、1984年のグラミー賞では一夜で8部門受賞という前人未到の記録を打ち立てました。
1987年の『Bad』では1枚のアルバムから5曲が1位を獲得するという最多記録を樹立。続く『Dangerous』(1991年)、『HIStory』(1995年)も大成功を収め、不動の地位を確立しました。
革新的なダンスとミュージックビデオ
マイケルはダンサーとしても革命的な存在でした。1983年のモータウン25周年記念コンサートで披露した「ムーンウォーク」は伝説となり、彼の代名詞に。ロボットダンスやスピンターンなど、数々の独創的な動きを生み出しました。
ミュージックビデオの芸術性を飛躍的に高めた功績も見逃せません。ジョン・ランディス監督と制作した「Thriller」の14分間のショートフィルムは、ミュージックビデオを単なる宣伝手段から芸術作品へと昇華させ、国立フィルム登録簿にも保存されています。
社会活動と人道主義
音楽活動にとどまらず、社会貢献にも尽力しました。
1985年にライオネル・リッチーと共作した「We Are the World」はアフリカの飢餓救済のために6300万ドル以上を集め、Heal the World財団を通じて子供たちの福祉向上にも取り組みました。
人種差別や環境問題、戦争反対など、多くの社会問題を楽曲のテーマとして発信し続けました。
偉大なる遺産
マイケルは世界で推定4億枚以上のレコードを売り上げ、グラミー賞を13回受賞。ロックの殿堂にはジャクソン5とソロの2回殿堂入りし、ギネスでは「史上最も成功したエンターテイナー」に認定されています。
2009年6月25日、50歳で急逝。その死は世界中に衝撃を与えましたが、彼の音楽と文化的影響は今も色褪せることなく、世代を超えて多くのアーティストとファンに愛され続けています。
ディスコグラフィ
代表シングル
- 「Got to Be There|ガット・トゥ・ビー・ゼア」(1971年)
- 「Rockin’ Robin|ロッキン・ロビン」(1972年)
- 「Ben|ベン」(1972年)
- 「Don’t Stop ‘Til You Get Enough|ドント・ストップ・ティル・ユー・ゲット・イナフ」(1979年)
- 「Rock with You|ロック・ウィズ・ユー」(1979年)
- 「Off the Wall|オフ・ザ・ウォール」(1979/80年)
- 「The Girl Is Mine|ザ・ガール・イズ・マイン」(1982年) ※ポール・マッカートニーとのデュエット
- 「Billie Jean|ビリー・ジーン」(1983年)
- 「Beat It|ビート・イット」(1983年)
- 「Wanna Be Startin’ Somethin’|ワナ・ビー・スターティン・サムシン」(1983年)
- 「Human Nature|ヒューマン・ネイチャー」(1983年)
- 「P.Y.T. (Pretty Young Thing)|P.Y.T.」(1983年)
- 「Thriller|スリラー」(1984年)
- 「I Just Can’t Stop Loving You|アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」(1987年)
- 「Bad|バッド」(1987年)
- 「The Way You Make Me Feel|ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」(1987年)
- 「Man in the Mirror|マン・イン・ザ・ミラー」(1988年)
- 「Dirty Diana|ダーティ・ダイアナ」(1988年)
- 「Smooth Criminal|スムース・クリミナル」(1988年)
- 「Black or White|ブラック・オア・ホワイト」(1991年)
- 「Remember the Time|リメンバー・ザ・タイム」(1992年)
- 「In the Closet|イン・ザ・クローゼット」(1992年)
- 「Heal the World|ヒール・ザ・ワールド」(1992年)
- 「Who Is It|フー・イズ・イット」(1992年)
- 「Scream|スクリーム」(1995年) ※ジャネット・ジャクソンとのデュエット
- 「You Are Not Alone|ユー・アー・ノット・アローン」(1995年)
- 「Earth Song|アース・ソング」(1995年)
- 「They Don’t Care About Us|ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」(1996年)
- 「Stranger in Moscow|ストレンジャー・イン・モスクワ」(1996年)
- 「Blood on the Dance Floor|ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア」(1997年)
- 「You Rock My World|ユー・ロック・マイ・ワールド」(2001年)
アルバムの紹介
1982年 Thriller/スリラー
1987年 Bad/バッド
1991年 Dangerous/デンジャラス
1995年 History: Past, Present and Future, Book Ⅰ/ヒストリー パスト、プレズント・アンド・フューチャー ブック1
2001年 Invincible/インヴィンシブル
2009年 Michael Jackson’s This Is It/マイケル・ジャクソン THIS IS IT





