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Big Yellow Taxi ビッグ・イエロー・タクシー / Joni Mitchell ジョニ・ミッチェル

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目次

曲の紹介「Big Yellow Taxi ビッグ・イエロー・タクシー」

インフォメーション

  • 曲名:Big Yellow Taxi(ビッグ・イエロー・タクシー)
  • アーティスト:Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル)
  • 作詞・作曲:Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル)
  • リリース:1970年4月(アルバム「Ladies of the Canyon」)
  • サマリー:1970年4月リリースされた彼女の3枚目のアルバム「Ladies of the Canyon」に収録され、シングル・リリースされ、このアルバムに収録された「ビッグ・イエロー・タクシー」、「ウッドストック」、「サークル・ゲーム」は、後に彼女の代表曲となった。
  • 記事引用元::
    • Big Yellow Taxi-Wikipedia
    • Joni Mitchell-Wikipedia
  • 歌詞引用元:Joni Mitchell – Big Yellow Taxi-Genius

曲について

「ビッグ・イエロー・タクシー」は、環境問題や消費主義に対する鋭い批判を含んでおり、特に「楽園を舗装して駐車場にした」という歌詞が象徴的です。
ジョニ・ミッチェルがハワイに行ったときに、朝目ホテルから外を眺めていて、遠くに美しい山々と近くには駐車場が広がる風景に刺激を受けてその場で書きました。

歌詞は、ハワイで見た環境破壊をモチーフを中心に書かれていますが、彼女のメッセージは「みんな油断してはだめよ!国や政府はいつもみんなに気づかれずに物事を進めようとしてる。大切なものは失ってからでは遅い!」と言っている気がします。

このBig Yellow Taxiはそんな大きな組織を象徴していて、歌詞の3番では、その組織が私の大切な人(おそらく恋人)を、(徴兵か逮捕などの理由で?)連れ去ったと言っています。

曲調は、とてもユーモラスに軽快なポップに仕上がっていますが、歌詞の内容は背筋が寒くなるくらい、現代社会を言い当てているメッセージソングだと思います。

曲の動画

動画は以下をアップしています。
・Joni Mitchell – Big Yellow Taxi (Official Lyric Video)
・Joni Mitchell – Big Yellow Taxi (2021 Remaster) [Official Audio]
・Joni Mitchell – Big Yellow Taxi (Both Sides Now: Live At The Isle Of Wight Festival 1970) video by Mercury

Joni Mitchell - Big Yellow Taxi (2021 Remaster) [Official Audio]
Joni Mitchell - Big Yellow Taxi (Both Sides Now: Live At The Isle Of Wight Festival 1970)

歌詞の和訳「Big Yellow Taxi ビッグ・イエロー・タクシー」

(原詞:太文字)

Big Yellow Taxi

They paved paradise and put up a parking lot
彼らは楽園を舗装して駐車場にした
With a pink hotel, a boutique, and a swingin’ hot spot *1
ピンクのホテルやブティック、そして流行の人気スポットといっしょに

Don’t it always seem to go *2
いつもそうじゃない?
That you don’t know what you’ve got ‘til it’s gone? *2
失うまでその大切さがわからないのは
They paved paradise, put up a parking lot
彼らは楽園を舗装し、駐車場にした
Shoo-bop-bop-bop-bop,,,
シュー-バップ-バップ-バップ-バップ、、、

2)
They took all the trees, put ‘em in a tree museum
木をすべて取り、木の博物館に入れ
And they charged the people a dollar and a half just to see ‘em
それを見るのに1ドル50セントも人々から徴収した

Don’t it always seem to go
いつもそうじゃない?
That you don’t know what you’ve got ‘til it’s gone?
失うまでその大切さがわからないのは
They paved paradise, put up a parking lot
彼らは楽園を舗装し、駐車場にした
Shoo-bop-bop-bop-bop,,,
シュー-バップ-バップ-バップ-バップ、、、

3)
Hey farmer, farmer, put away the DDT now *3
ねえ農家さん、農家さん、もうDDTは使わないで
Give me spots on my apples
リンゴに斑点をつけてよ
But leave me the birds and the bees, please
だけど鳥やミツバチは残してね、お願いだから

Don’t it always seem to go
いつもそうじゃない?
That you don’t know what you’ve got ‘til it’s gone?
失うまでその大切さがわからないのは
They paved paradise, put up a parking lot
彼らは楽園を舗装し、駐車場にした
Shoo-bop-bop-bop-bop,,,
シュー-バップ-バップ-バップ-バップ、、、

4)
Late last night, I heard the screen door slam
昨夜遅く、網戸が激しく締まる音を聞いた
And a big yellow taxi took away my old man *4
そして大きな黄色のタクシーが私の大切な人を連れて行った

Don’t it always seem to go
いつもそうじゃない?
That you don’t know what you’ve got ‘til it’s gone?
失うまで、その大切さがわからないのは
They paved paradise, put up a parking lot
彼らは楽園を舗装し、駐車場にした
Shoo-bop-bop-bop-bop,,,
シュー-バップ-バップ-バップ-バップ、、、

I said, don’t it always seem to go
言ったでしょ、いつもそうじゃない?って
That you don’t know what you’ve got ‘til it’s gone?
失うまで、その大切さがわからないのよね
Shoo-bop-bop-bop-bop,,,
シュー-バップ-バップ-バップ-バップ、、、

They paved paradise, put up a parking lot
彼らは楽園を舗装し、駐車場にした
Shoo-bop-bop-bop-bop,,,
シュー-バップ-バップ-バップ-バップ、、、
They paved paradise, put up a parking lot
彼らは楽園を舗装し、駐車場にした

キーワード

  • *1. a swingin’ hot spot:”swinging”は「流行の、いかした」、”hot spot”は「人気の拠点」の意味で「人気のスポット」としました。
  • *2. Don’t it always seem to go that you don’t know what you’ve got ‘til it’s gone?
    直訳では「それがなくなるまで持っていることに気がつかないように、いつもなってしまわない?」を文脈から「いつもそうじゃない?失うまで、その大切さがわからないのは」としました。
  • *3. DDT:有機塩素系の農薬
  • *4. my old man:親しみを込めて「父さん、おやじ」の意味で使われますが、「恋人」や「元の彼氏」を意味することもあるので、「大切な人」としました。

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アーティストの紹介「Joni Mitchell ジョニ・ミッチェル」

インフォメーション

  • 名前:Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル)
  • 出生名:Roberta Joan Anderson(ロバータ・ジョーン・アンダーソン)
  • 生誕:1943年11月7日
  • 出身地:カナダ、アルバータ州フォート・マクラウド
  • サマリー:ジョニ・ミッチェルは、アメリカのシンガーソングライター、プロデューサーで、画家や写真家としても知られている。
    彼女の作品は、アーティスティックな感性で、音楽だけでなく視覚芸術的にも表現されている。

アーティストの軌跡

「ジョニ・ミッチェル」は、カナダ出身でアメリカのシンガーソングライター、プロデューサーです。
1960年代のフォーク音楽で注目を集めた後、ポップやジャズの要素を取り入れた独自の音楽スタイルで知られるようになりました。

彼女は11回のグラミー賞を受賞し、ロックンロールの殿堂入りも果たしています。
彼女の音楽は、個人的で詩的な歌詞と革新的な作曲で高く評価されています。

ミッチェルのキャリアは、カナダのナイトクラブから始まり、1965年からアメリカでのツアーを開始しました。

彼女は1968年にデビューアルバム「Song to a Seagull」をリリースし、その後「Both Sides,Now」、「Big Yellow Taxi」、「Woodstock」、「Blue」などのヒット曲を生み出しました。
1971年リリースアルバム「BLUE」は特に評価が高く、ローリング・ストーン誌の「歴代最高のアルバム500-2020年版」で3位に選ばれました。

彼女の楽曲は、個人的な経験や感情を反映したものが多く、特に『ブルー』や『Hejira』などのアルバムでは、失恋や自己探求のテーマが強く表れています。これらの作品は、彼女の音楽的成長とともに、リスナーに深い感動を与え続けています

1970年代半ばからはジャズに影響された音楽を探求し、ジャコ・パストリアスやハービー・ハンコックなどのジャズミュージシャンと共演しました。

ジョニ・ミッチェルの芸術性は、音楽のみならず、彼女が手掛けるアルバムのビジュアルアートにも表れています。
ミッチェルは自身のアルバムの多くをプロデュースし、アルバムカバーのデザインも自分でデザインしています。
ミッチェルのアルバムカバーは、彼女の個性と音楽を視覚的に表現した作品として、ファンの間で高く評価されています。

自らを「事情により脱線した画家」と称する彼女の多才ぶりは、音楽界だけに留まらず、視覚芸術の分野においても認められています。

2015年には健康問題を経験しましたが、その後復帰し、2021年にはケネディ・センター名誉賞を受賞するなど、数々の賞を受賞しています。

ミッチェルの独創的で影響力のあるキャリアは、音楽界において重要な役割を果たしてきました。
彼女の音楽は、今後も多くの人々の心に残り、また多くのアーティストへ影響し続けると思われます。

ディスコグラフィー

  • シングル(発売年・タイトル・ビルボード200順位)
    • 1968年 巷の夜 – Night in the City
    • 1970年 ビッグ・イエロー・タクシー – Big Yellow Taxi – 67位
    • 1971年 ケアリー – Carey – 93位
    • 1971年 カリフォルニア – California
    • 1972年 恋するラジオ – You Turn Me On, I’m a Radio – 25位
    • 1974年 ヘルプ・ミー – Help Me – 7位
    • 1974年 パリの自由人 – Free Man in Paris – 22位
    • 1974年 ビッグ・イエロー・タクシー – Big Yellow Taxi (live) – 24位
    • 1975年 フランスの恋人たち – In France They Kiss on Main Street – 66位
    • 1976年 コヨーテ – Coyote
    • 1978年 ジェリコ – Jericho
    • 1979年 デ・モインのおしゃれ賭博師 – The Dry Cleaner from Des Moines
    • 1980年 ホワイ・ドゥー・フールズ・フォール・イン・ラヴ – Why Do Fools Fall In Love
    • 1982年 Chinese Cafe/Unchained Melody
    • 1982年 (You’re So Square) Baby, I Don’t Care – 47位
    • 1985年 Good Friends – 85位
    • 1988年 My Secret Place
    • 1988年 Snakes and Ladders – 32位
    • 1991年 Come in from the Cold
    • 1994年 How Do You Stop
    • 1996年 Big Yellow Taxi (リミックス) – 39位 (ダンスチャート)
  • アルバム
    • 1968年 『ジョニ・ミッチェル』 – Song to a Seagull (Reprise) – 189位
    • 1969年 『青春の光と影』 – Clouds (Reprise) – 31位
    • 1970年 『レディズ・オブ・ザ・キャニオン』 – Ladies of the Canyon (Reprise) – 27位
    • 1971年 『ブルー』 – Blue (Reprise) – 15位
    • 1972年 『バラにおくる』 – For the Roses (Asylum) – 11位
    • 1974年 『コート・アンド・スパーク』 – Court and Spark (Asylum) – 2位
    • 1974年 『マイルズ・オブ・アイルズ』 – Miles of Aisles (live) (Asylum) – 2位
    • 1975年 『夏草の誘い』 – The Hissing of Summer Lawns (Asylum) – 4位
    • 1976年 『逃避行』 – Hejira (Asylum) – 13位
    • 1977年 『ドンファンのじゃじゃ馬娘』 – Don Juan’s Reckless Daughter (Asylum) – 25位
    • 1979年 『ミンガス』 – Mingus (Asylum) – 17位
    • 1980年 『シャドウズ・アンド・ライト』 – Shadows and Light (live) (Asylum) – 38位
    • 1982年 『ワイルド・シングス・ラン・ファスト』 – Wild Things Run Fast (Geffen) – 25位
    • 1985年 『ドッグ・イート・ドッグ』 – Dog Eat Dog (Geffen) – 63位
    • 1988年 『レインストームとチョークの痕』 – Chalk Mark in a Rainstorm (Geffen) – 45位
    • 1991年 『ナイト・ライド・ホーム』 – Night Ride Home (Geffen) – 41位
    • 1994年 『風のインディゴ』 – Turbulent Indigo (Reprise) – 47位
    • 1998年 『テイミング・ザ・タイガー』 – Taming the Tiger (Reprise) – 75位
    • 2000年 『ある愛の考察~青春の光と影』 – Both Sides Now (Reprise) – 66位
    • 2002年 『トラヴェローグ』 – Travelogue (Nonesuch) –
    • 2007年 『シャイン』 – Shine (Hear Music) – 14位
  • コンピレーション・アルバム
    • 1972年 The World of Joni Mitchell (オーストラリア及びニュージーランドのみ)
    • 1996年 『永遠の愛の歌/ジョニ・ミッチェル・ベスト』 – Hits – 161位
    • 1996年 『永遠の愛の歌/ジョニ・ミッチェル・ベスト2』 – Misses
    • 2003年 The Complete Geffen Recordings (1982-1991年作品のCD4枚組ボックス)
    • 2004年 The Beginning of Survival
    • 2004年 『ドリームランド』 – Dreamland – 177位
    • 2004年 Starbucks Artist’s Choice
    • 2005年 Songs of a Prairie Girl (リマスター盤)
    • 2009年 『アムチトカ』 – Amchitka: The 1970 Concert That Launched Greenpeace

      *引用元:ジョニ・ミッチェル-Wikipedia

1969年 Clouds/青春の光と影

1970年 Ladies of the Canyon / レディズ・オブ・ザ・キャニオン

1971年 BLUE/ブルー

1974年 Court And Spark /コート・アンド・スパーク

1975年 The Hissing Of Sum-mer Lawns /夏草の誘い

1976年 Hejira / 逃避行

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