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Brown Sugar ブラウン・シュガー / The Rolling Stones ローリング・ストーンズ

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目次

曲の紹介「Brown Sugar ブラウン・シュガー」

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インフォメーション

  • 曲名:Brown Sugar ブラウン・シュガー
  • アーティスト:The Rolling Stones ローリング・ストーンズ
  • 作詞・作曲:
    • Keith Richards キース・リチャーズ
    • Mick Jagger ミック・ジャガー
  • リリース:
    • 1971年4月16日 シングル「Brown Sugar / ブラウン・シュガー」B面「Bitch/Let It Rock」リリース
    • 1971年4月23日 アルバム「Sticky Fingers / スティッキー・フィンガーズ」に収録されリリース
  • サマリー:ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2004年版)では490位にランキングされた。
  • 記事参照元:
    • Brown Sugar (Rolling Stones song)-Wikipedia
    • The Rolling Stones-Wikipedia
  • 原詩引用元:The Rolling Stones – Brown Sugar Lyrics – Genius

曲について

「ブラウン・シュガー」は、ミック・ジャガーが主演の映画(1970年)「Ned Kelly ネッド・ケリー」の撮影中に書いたと言われています。

歌詞の内容は、ドラッグと女性との二重の組み合わせについて言及しているとされていますが、その解釈は様々です。
当時ジャガーの恋人だった、マーシャ・ハントクラウディア・レニアがそれぞれに、この曲のインスピレーションの源は自分であると主張しています。

ブラウン・シュガーの最大の魅力は、そのグルーヴ感にあり、ギターリフ、サックス、そしてジャガーのボーカルが一体となり、聴く者を惹きつけます。

様々な解釈が可能な歌詞は、聴く人それぞれに異なるイメージを抱かせます。
歌詞の内容は、奴隷制度、人種差別、性交渉、女性蔑視など、様々なテーマが含まれていると指摘されています。
ジャガー自身も、この曲を今の現代において書くことはないと語っています。
しかし、この歌詞の持つ挑発性こそが、この楽曲を特別な楽曲にしているとも言えます。

ブラウン・シュガーは、ローリングストーンズのライブパフォーマンスにおいて欠かせない曲の一つです。
観客を熱狂させるこの曲は、数多くの伝説的なライブで演奏されてきました。
しかし、歌詞の内容を考慮し、2021年のアメリカツアーではセットリストから外されました。

「ブラウン・シュガー」は、ローリングストーンズの代表曲であると同時に、ロック史においても重要な位置を占める楽曲です。
そのグルーヴ感、歌詞の持つ曖昧さ、そして物議を醸す内容など、様々な要素が絡み合い、この曲を特別な存在にしています。ぜひ若い人に聴いてほしい名曲の一つです。

曲の動画

以下の動画をアップしています。

  • Brown Sugar (Remastered 2009) by The Rolling Stones公式アーティストチャンネル
  • The Rolling Stones – Brown Sugar (Live At The Fonda Theatre 2015)
The Rolling Stones - Brown Sugar (Live At The Fonda Theatre 2015)

歌詞の和訳「Brown Sugar ブラウン・シュガー」

(原詞:太文字)

Brown Sugar

Gold coast slave ship bound for cotton fields *1
綿花畑へ向かう黄金海岸の奴隷船
Sold in the market down in New Orleans

ニューオーリンズの市場で売られる
Scarred old slaver knows he’s doing alright

傷跡がある老いた奴隷商人は上手くやっているとわかる
Hear him whip the women just around midnight

真夜中に女たちを鞭打つのを聞いて

Brown sugar, how come you taste so good? Uh huh
*2
褐色糖、どうしてそんなに美味しいんだ?ああ
Brown sugar, just like a young girl should, uh huh, oh (Woo)

褐色糖、まるで若い娘のようだ、ああ、オー(ウー)

2)
Drums beating, cold English blood runs hot

太鼓が鳴り響き、冷たい英国人の血が沸き立つ
Lady of the house wonderin’ when it’s gonna stop
*3
いつ終わるのかと思っている奥方
House boy knows that he’s doing alright

下男は上手くやっているとわかってる
You shoulda heard ‘em just around midnight
*4
真夜中に彼らの声が聞こえたはず

Brown sugar, how come you taste so good now?

褐色糖、どうして今そんなに美味しいんだ?
Brown sugar, just like a young girl should now (Yeah)

褐色糖、まさに若い娘のようだ(いい)

Ah, get on, brown sugar, how come you taste so good?

ああ、おいで、褐色糖、どうしてそんなに美味しいんだ?
Ah, got me craving the, the brown sugar

ああ、ほしくてたまらない、褐色糖よ
Just like a black girl should, yeah

まるで黒人娘のようだ、そう

3)
Ah, and I bet your mama was a tent show queen

ああ、きっと君のママは見せ物小屋の女王で
And all her boyfriends were sweet sixteen

彼女のボーイフレンドたちは花の16才だった
I’m no schoolboy, but I know what I like

おれは学生じゃないけど、好きなものはわかる
You shoulda heard me just around midnight

真夜中におれの声が聞こえたはず

Brown sugar, how come you taste so good, baby?

褐色糖、どうしてそんなに美味しいんだ、ベイビー?
Ah, come down, brown sugar

ああ、降りておいで、褐色糖よ
Just like a young girl should, yeah

まるで若い娘のようだ、そう

I said, yeah, yeah, yeah, woo

言っただろう、いい、いい、いいね、ウー
How come you, how come you taste so good?

君はどうして、どうしてそんなに美味しいの?
Yeah, yeah, yeah, woo

いい、いい、いいね、ウー
Just like a, just like a black girl should

まるで、まるで黒人女性のようだ
Yeah, yeah, yeah, woo

いい、いい、いいね、ウー

キーワード

  • *1. Gold Coast:ゴールド・コースト (the Gold Coast) 、または黄金海岸はヨーロッパ人により命名されたアフリカ西岸ギニア湾の海岸部一帯の名称で、象牙海岸、奴隷海岸、胡椒海岸(穀物海岸)と同様に、この地域における主要な貿易商品であった金に由来する。(引用:ゴールド・コースト-Wikipedia)
  • *2. Brown sugar:「ブラウン・シュガー」は茶色の砂糖の総称で、日本では「黒砂糖」や「白色ではない砂糖」を指しますが、ここでは「褐色糖」としました。スラングで「麻薬」「黒人女性」の意味があります。
  • *3. Lady of the house:「主婦」「女主人」「奥さん」
  • *4. shoulda:「shold have」の短縮形
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アーティストの紹介「The Rolling Stones ローリング・ストーンズ」

Rolling Stones Pct.
1965年北米ツアーの広告写真
引用:ローリング・ストーンズ-Wikipedia

インフォメーション

  • 名前:The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)
  • メンバー
    • ミック・ジャガー Mick Jagger ボーカル
    • キース・リチャーズ Keith Richards ギター
    • ロニー(ロン)・ウッド Ronnie Wood ギター
  • 主な元メンバー
    • ブライアン・ジョーンズ Brian Jones ギター(1969年死去)
    • イアン・スチュワート Ian Sttewart ピアノ&キーボード (1985年死去)
    • チャーリー・ワッツ Charlie Watts ドラム(2021年死去)
    • ビル・ワイマン Bill Wyman ベース
    • ミック・テイラー Mick Taylor ギター
  • 結成:1962年4月-
  • 結成地:イギリス ロンドン
  • サマリー:ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)は、1962年にイギリスで結成されたロックバンドで、ブルースやR&Bの影響を受けた音楽スタイルで知られ、ロックンロールの象徴的存在となった。
  • 公式サイト:https://rollingstones.com/

アーティストの軌跡

ローリング・ストーンズの音楽は、古典的なブルースとロックンロールに根ざしており、特に初期の作品にはクラシックブルースの影響が強く見られます。

彼らは、1960年代から1970年代にかけて多くのヒット曲を生み出し、音楽シーンに大きな影響を与えました。
代表曲には「(I Can’t Get No) Satisfaction」や「Paint It, Black」、「Brown Sugar」などがあります。

ローリング・ストーン誌の「最も偉大なアーティスト100」で4位にランキングされています。

「ローリング・ストーンズ」の結成当時メンバーは、ブライアン・ジョーンズ(Gt.&Leader)、イアン・スチュワート(Piano&KB.)、ミック・ジャガー(Vo.)、キース・リチャーズ(Gt.)で、その後ビル・ワイマン(Bass.)とチャーリー・ワッツ(Drum)が参加しました。

当初はブライアンがリーダーだったが、ミックとキースがコンビで作詞・作曲をするようになり、彼らがバンドをリードするようになりました。

その後、ブライアンの退団後ミック・テイラー(Gt.)が1974年まで加入し、その後はロン・ウッド(Gt.)が加入し現在に至っています。

残念ながらドラムのチャーリー・ワッツが2021年8月24日に他界しましたが、バンドは現在でも活動しており、半世紀以上の活動において多くのアーティストに影響を与え続けています。

ディスコグラフィ

1965年 アウト・オブ・アワ・ヘッズ / Out Of Our Heads

1968年 ベガーズ・バンケット / Beggars Banquet

1969年 スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツVol.2) / Through The Past, Darkly

1969年 レット・イット・ブリード / Let It Bleed

1971年 スティッキー・フィンガーズ / Sticky Fingers

1972年 メイン・ストリートのならず者 / Exile on Main St.

1973年 山羊の頭のスープ / Goats Head Soup

1974年 イッツ・オンリー・ロックン・ロール / It’s Only Rock ‘n Roll

1976年 ブラック・アンド・ブルー / Black and Blue

1981年 刺青の男 / Tatoo You

  • スタジオ・アルバム
  • 『ザ・ローリング・ストーンズ / イングランズ・ニューエスト・ヒット・メーカーズ』(1964年)
  • 『12×5』(1964年)
  • 『ザ・ローリング・ストーンズ No.2 / ザ・ローリング・ストーンズ・ナウ!』(1965年)
  • 『アウト・オブ・アワ・ヘッズ』(1965年)
  • 『ディッセンバーズ・チルドレン』(1965年)
  • 『アフターマス』(1966年)
  • 『ビトウィーン・ザ・バトンズ』(1967年)
  • 『サタニック・マジェスティーズ』(1967年)
  • 『ベガーズ・バンケット』(1968年)
  • 『レット・イット・ブリード』(1969年)
  • 『スティッキー・フィンガーズ』(1971年)
  • 『メイン・ストリートのならず者』(1972年)
  • 『山羊の頭のスープ』(1973年)
  • 『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』(1974年)
  • 『ブラック・アンド・ブルー』(1976年)
  • 『女たち』(1978年)
  • 『エモーショナル・レスキュー』(1980年)
  • 『刺青の男』(1981年)
  • 『アンダーカヴァー』(1983年)
  • 『ダーティ・ワーク』(1986年)
  • 『スティール・ホイールズ』(1989年)
  • 『ヴードゥー・ラウンジ』(1994年)
  • 『ブリッジズ・トゥ・バビロン』(1997年)
  • 『ア・ビガー・バン』(2005年)
  • 『ブルー&ロンサム』(2016年)
  • 『ハックニー・ダイアモンズ』(2023年)

    *引用:The Rolling Stones-Wikipedia
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