曲の紹介(Georgia on My Mind 我が心のジョージア)
【曲 名】Georgia on My Mind(我が心のジョージア)
【アーティスト】Ray Charles(レイ・チャールズ)
【作詞】Stuart Gorrell(ステュアート・ゴレル)
【作曲】Hoagy Carmichael(ホーギー・カーマイケル)
【概 要】
1930年にホーギー・カーマイケルがリリースしたアルバム「One Night in Havana」に収録された。
1960年ジョージア出身のレイ・チャールズがリリースしたアルバム「The Genius Hits the Road」に収録し、ビルボード・ホット100の1位を獲得する大ヒットとなった。
1979年にジョージア州は、レイチャールズのバージョンを州歌に指定し、アメリカのポップ・ミュージックのスタンダードになった。
ローリングストーン誌の選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2004年版)では44位にランキングされている。
【記事参照元】:Georgia on My Mind-Wikipedia
【記事参照元】:Ray Charles-Wikipedia
【記事参照元】:Georgia (U.S. state)
【原詞引用元】:Ray Charles-Georgia On My Mind Lyrics-Genius
曲の解釈
この曲は、アメリカのポップ・ミュージックのスタンダードとも言われる名曲で、ジョージア州の州歌にもなっています。
ジョージア出身のレイ・チャールズが歌うと、まさに彼のジョージアへの想いが伝わってきます。
このレイ・チャールズのバージョンは、多くのアーティストがカバーしており、イーグルスのデスペラードのイントロは、この曲のピアノのイントロがコピーされています。
レイ・チャールズが歌う「Georgia on My Mind」は、ただの曲を超えて、アメリカの文化を象徴し、その情感豊かなメロディと歌詞は、今なお多くの人々の心を打ち続けている名曲だと思います。
動画は、以下をアップしています。
1.The official music video for Ray Charles’ “Georgia On My Mind”
2.Ray Charles – Georgia On My Mind (Live at the Montreux Jazz Festival on July 19, 1997)
歌詞の和訳(Georgia on My Mind 我が心のジョージア)
(原詞:太文字)
Georgia on My Mind
Georgia *1
ジョージア
Georgia
ジョージア
The whole day through (The whole day through)
日がな一日(日がな一日)
Just an old, sweet song
ただの古くて愛しい歌が
Keeps Georgia on my mind (Georgia on my mind)
ジョージアを心に抱かせる(ジョージアを心に)
2)
I said Georgia *2
あのジョージア
Georgia
ジョージア
A song of you (A song of you)
お前の歌が(お前の歌が)
Comes as sweet and clear
甘く、澄み渡る
As moonlight through the pines
松の木々を通り抜ける月光のように
Other arms reach out to me
見知らぬ手が俺に伸びてくる
Other eyes smile tenderly
見知らぬ瞳が優しげに微笑む
Still, in the peaceful dreams, I see
だが今も、安らぐ夢の中で見るんだ
The road leads back to you
お前のものとへ戻れる道を
3)
I said Georgia, oh, Georgia
あのジョージア、ああ、ジョージア
No peace I find (No peace I find)
安らぎが見つからない(安らぎが見つからない)
Just an old, sweet song
ただの古くて愛しい歌が
Keeps Georgia on my mind (Georgia on my mind, oh)
ジョージアを心に抱かせる(ジョージアを心に)
Other arms reach out to me
見知らぬ手が俺に伸びてくる
Other eyes smile tenderly
見知らぬ瞳が優しげに微笑む
Still, in the peaceful dreams, I see
だが今も、安らぐ夢の中で見るんだ
The road leads back to you
お前のものとへ戻れる道を
4)
Oh, oh
ああ、ああ
Georgia
ジョージア
Georgia
ジョージア
No peace, no peace I find
安らぎが、安らぎが見つからない
Just an old, sweet song
ただの古くて愛しい歌が
Keeps Georgia on my mind (Georgia on my mind)
ジョージアを心に抱かせる(ジョージアを心に)
I said, just an old, sweet song
あの、ただの古くて愛しい歌が
Keeps Georgia on my mind
ジョージアを心に抱かせる
キーワード
*1 Georgia : この曲の”Georgia”(ジョージア)は国名ではなく、アメリカ合衆国の南東部にある州で、歴史的には南北戦争で「アメリカ連合国(南軍)」に加盟し、現在の州都のアトランタは激しい戦闘の地となり、多くの兵士が死亡しました。
このことは、マーガレット・ミッチェルの小説「風と共に去りぬ」に描かれています。
*2 I said :「俺が言った(ジョージア)」の意味で「あの(ジョージア)」としました。
アーティストの紹介(Ray Charles レイ・チャールズ)
【名 前】Ray Charles(レイ・チャールズ)
【本 名】Ray Charles Robinson(レイ・チャールズ・ロビンソン)
【生誕・死没】1930年9月23日-2004年6月10日
【出身地】アメリカ合衆国 ジョージア州オールバニ
【概 要】レイ・チャールズはアメリカのシンガー、ソングライター、ピアニストで、アメリカ近代音楽史上の歴史に残る存在。
彼は「The Genius(天才)」と称され、仲間からは「Brother Ray(ブラザー・レイ)」と呼ばれて親しまれていた。
彼は幼少期に失明(緑内障が原因とされている)した。
1950年代にブルース、ジャズ、リズム&ブルース、そしてゴスペルを融合させ、ソウルミュージックを確立するパイオニアとなった。
特にアトランティック・レコードにおける録音での成功が有名であり、彼は1960年代にはABCレコードと契約し、カントリー、ポップ、R&Bをクロスオーバーさせた音楽スタイルで多くのヒットを生み出した。
その中でも「Georgia on My Mind」(1960年)は代表的なナンバーで、彼のビルボード・ホット100での最初の1位ヒットとして記憶されている。
また1962年にリリースしたアルバム『Modern Sounds in Country and Western Music』はビルボード200で1位を獲得し、彼のキャリアにおいて画期的な成功を収めた。
ナット・キング・コールをはじめ、ルイ・ジョーダンやチャールズ・ブラウンなどから大きな影響を受けたレイ・チャールズは、その豊かな音楽性でジャンルを超えてリスナーを魅了した。
また、クインシー・ジョーンズとの生涯にわたる友情や、フランク・シナトラが「ショービジネスにおける唯一の真の天才」と称賛するなど、多くのアーティストに支持された。
ビリー・ジョエルは「レイ・チャールズはエルヴィス・プレスリーよりも重要な存在かもしれない」とまで語っている。
レイ・チャールズはその功績により数多くの賞を受賞した。
ケネディ・センター名誉賞、アメリカ国家芸術勲章、ポーラ音楽賞などの栄誉に輝き、1986年にはロックの殿堂の初代殿堂入りアーティストの一人に選ばれた。
また18回のグラミー賞受賞、グラミー・ライフタイム・アチーブメント賞(1987年)、さらに彼の10の録音がグラミーの殿堂に登録されている。
ローリング・ストーン誌は彼を「史上最も偉大なアーティスト100人」の10位、「史上最も偉大なシンガー100人」の2位にランクインさせている。
2022年には、カントリー・ミュージック殿堂とブラック・ミュージック&エンターテイメント・ウォーク・オブ・フェイムにも殿堂入りした。
Ray Charlesの革新性と影響力は、今も多くの人々にインスピレーションを与え続けている。
アルバムの紹介
2005/1/26 スーパー・ベスト~オリジナル・サウンドトラック:レイ(日本版)
2011/2/2 Very Best of
2013/10/25 Ray Charles The Ultimate Collection
2017/5/31 ヴェリー・ベスト・オブ・レイ・チャールズ(日本版)
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