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Go Your Own Way オウン・ウェイ | Fleetwood Mac フリートウッド・マック

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目次

曲の紹介|Go Your Own Way オウン・ウェイ

インフォメーション

  • 曲名:Go Your Own Way (オウン・ウェイ)
  • アーティスト:Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)
  • 作詞・作曲:Lindsey Buckingham(リンジー・バッキンガム)
  • リリース:1976年にシングルリリースされ、1977年11枚目のアルバム”Rumours「噂」”に収録された。
  • サマリー:
  • 記事参照元:
    • Go Your Own Way -Wikipedia
    • Fleetwood Mac -Wikipedia
  • 原詞引用元:Fleetwood Mac – Go Your Own Way Lyrics – Genius

曲について

「Go Your Own Way(オウン・ウェイ)」は、フリートウッド・マックの名盤『噂(Rumours)』の中でも特に人気が高く、私自身も最も好きな1曲です。

表面的には「わが道を行け」と突き放すようなフレーズが印象的で、とてもカッコいい曲だと感じていました。

しかし曲の背景や歌詞の内容を知ると、単なる応援ソングではなく、より複雑な感情が込められていることが分かります。

この曲が制作された当時、ソングライターでありボーカルとギターを担当するリンジー・バッキンガムと、ボーカルのスティーヴィー・ニックスは、バンド加入前からカップルでしたが、『噂』アルバム制作時にはすでに破局を迎えていました。

バンド内では他のメンバーも含めて、複雑な人間関係や別離が重なっていた時期でもあります。

「Go Your Own Way」は、まさにバッキンガムがニックスとの別れの心情を歌にした曲です。

本音では彼女を手放したくないのに、「好きにすればいい」と突き放す、葛藤と痛みが込められています。

特に「Packing up, shacking up is all you wanna do(荷物をまとめて、同棲ばかりしたがる)」という歌詞は、ニックス本人が強く反発し、削除を求めましたが、バッキンガムはこのフレーズを変えませんでした。

後にニックスは「まるで私が他の男性を求めているかのような表現で不快だった」と語り、ステージでこの部分を歌われるたびに「リンジーを殺したくなった」と冗談交じりに話しています。

背景や心情を知った上で聴くと、「Go Your Own Way」は単なる失恋ソングではなく、バンド内の複雑な人間関係や、それぞれの感情のぶつかり合いがリアルに表現された、より深い名曲であることが伝わってきます。

こうしたバックストーリーを踏まえてあらためて聴いてみると、その切なさや力強さがより一層心に響き、まさしく興味深い名曲だなと思います。

動画の紹介

以下の動画をアップしています。

  • Fleetwood Mac – Go Your Own Way (Official Audio)
  • Fleetwood Mac – Go Your Own Way (Official Music Video) [HD]
Fleetwood Mac - Go Your Own Way (Official Music Video) [HD]

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

Go Your Own Way

Loving you isn’t the right thing to do *1
君を愛することは当たり前のことじゃない
How can I ever change things that I feel?
僕が感じていることをどうやって変えられるのだろう
If I could, maybe I’d give you my world *2
できるなら、君に僕のすべてを捧げるだろう
How can I when you won’t take it from me? *3
君が受けとろうとしないのにどうすればいい?

You can go your own way, go your own way
自分の道を行けばいい、自分の道を行けば
You can call it another lonely day *4
今日も孤独な一日だったと言えるさ
You can go your own way, go your own way
自分の道を行けばいい、自分の道を行けば

2)
Tell me why everything turned around
なぜすべてが逆転してしまったのか教えてくれ
Packing up, shacking up’s all you wanna do *5
君は荷物をまとめ、同棲ばかりしたがってる
If I could, baby, I’d give you my world
できるなら、君に僕のすべてを捧げるよ
Open up, everything’s waiting for you
心を開きなよ、何でも君のお望み通りさ

You can go your own way, go your own way
自分の道を行けばいい、自分の道を行きな
You can call it another lonely day
今日も孤独な一日だったと言えるさ
You can go your own way, go your own way
自分の道を行けばいい、自分の道を行きな

You can go your own way, go your own way
自分の道を行けばいい、自分の道を行けば
You can call it another lonely day
今日も孤独な一日だったと言えるさ
You can go your own way, go your own way
自分の道を行けばいい、自分の道を行けば
You can call it another lonely day
今日も孤独な一日だったと言えるさ

You can go your own way
自分の道を行けばいい
You can call it another lonely day
今日も孤独な一日だったと言えるさ
You can go your own way
自分の道を行けばいい

キーワード

  • *1. right:「正しい」「当然」の意味で、「当たり前(のこと)」としました
  • *2. world:「(僕の)世界」の意味で、「(僕の)すべて」としました。
  • *3. when you won’t take it: 直訳では「君はそれを受取ろうとしない時(とすると)」ですが、文脈から「君が受け取ろうとしないのに」としました。
  • *4. You can call it another lonely day: 直訳では「別の(今日も)孤独な日と呼べる」を文脈から「今日も孤独な一日だったと言えるさ」としました。
  • *5. Packing up, shacking up: packing up:「荷物をまとめる」、shacking up:「同棲する」

アーティストの紹介|Fleetwood Mac フリートウッド・マック

インフォメーション

  • バンド名:Fleetwood Mac (フリートウッド・マック)
  • 結成:1967年
  • 結成地:英国・ロンドン
  • メンバー:
    • 1970年-1974年 初期メンバー:加入期間
    • ピーター・グリーン(Gt.) :1967-1971
    • ジェレミー・スペンサー(Gt.&Vo.): 1967-1971
    • ジョン・マクヴィー (Bass)1967-
    • ミック・フリートウッド (Grums)1967-
    • 1975年- 全盛期メンバー : 加入期間
    • スティーヴィー・ニックス (Vo.):1974-1991,1993,1997-
    • リンジー・バッキンガム(Gt.&Vo.): 1974-1987, 1993, 1997-2018
    • ジョン・マクヴィー (Bass) :1967-1995, 1997-
    • クリスティン・マクヴィー (Key.&Vo.) 1970-1995, 1997-1998, 2014-2022
    • ミック・フリートウッド (Drums) :1967-1995, 1997-
  • サマリー:
    • Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)は、1967年にイングランド・ロンドンで結成され、50年以上の長きにわたって活動を続けている伝説的なロックバンド。
    • 世界総売上1億2000万枚を超える偉大なバンドとして、音楽史にその名を刻んでいる。

アーティストの軌跡

初期:ブルースロック時代(1967-1974年)

バンドは、ピーター・グリーン(ギター)、ミック・フリートウッド(ドラムス)、ジョン・マクヴィー(ベース)を中核として、当初「ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マック」として活動を開始しました。初期の頃は、チキン・シャックらと並ぶブリティッシュ・ブルースロックバンドとして注目を集めました。

1968年に発表されたシングル「ブラック・マジック・ウーマン」(後にサンタナがカバーして大ヒット)や、全英1位を記録した「アルバトロス」などの名曲を世に送り出しました。

黄金期:ポップロック時代(1975年-)

1974年、カリフォルニアに活動拠点を移したバンドは、フロントマンのボブ・ウェルチが脱退する中で新たなメンバーを迎えることになります。

この時加入したのが、アメリカ人デュオ「バッキンガム・ニックス」のリンジー・バッキンガム(ギター・ボーカル)とスティーヴィー・ニックス(ボーカル)でした。

この黄金の5人編成により、バンドはブルースロックからソフトロック・ポップロック路線へと大きく転換し、世界的な成功を収めることになります。

1975年10thアルバム「ファンタスティック・マック」をリリースし、全米1位を獲得。

1977年11thアルバム「Rumours / 噂」は、シングル・カットされた「オウン・ウェイ」「ドリームス」「ユー・メイク・ラヴィン・ファン」「ドント・ストップ」等の大ヒットとともに、31週間全米1位、1,700万枚の史上空前の売り上げを記録し、翌年のグラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞しました。

このアルバムは、バンドメンバー間の複雑な恋愛関係や別れをテーマにした楽曲で構成されており、その生々しい感情表現が多くの人々の心を捉えました。

「Rumours / 噂」は、史上最も成功したアルバムの一つとなり、フリートウッド・マックはスターの座に上りつめた。

その後、12thアルバム「牙(タスク)」(全米4位)、ライブアルバム「ライヴ」、13thアルバム「ミラージュ」(全米1位)の3枚のアルバムをリリースしましたが「噂」ほどの大ヒットには至りませんでした。

1980年代に入り、スティーヴィー、リンジー、クリスティン、ミックはソロとしても活動していきました。

しかし、当時はバンドメンバー内の関係悪化(スティーヴィーとリンジーの恋人関係の終焉、ジョンとクリスティンの離婚等)があり、14thアルバム「タンゴ・イン・ザ・ナイト」(全米7位)リリース後にリンジー・バッキンガムが脱退しました。

現在では、スティーヴィー、ジョン・マクヴィー 、ミック・フリートウッドに新しくマイク・キャンベル(LeadGt.)2018-、ニール・フィン(Gt.)2018-が加わり活動しています。(2022年12月クリスティン・マクヴィー が逝去)

彼らの受賞歴をみると、1978年 「グラミー賞受賞」、1998年 -「ロックの殿堂入り」、ウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のある100のロックバンド」11位に認定されています。

フリートウッド・マックは、時代を超えて愛され続ける楽曲と、複雑な人間関係から生まれた感情豊かな音楽で、ロック史上最も重要なバンドの一つとして位置づけられています。

アルバムの紹介

1975年 ファンタスティック・マック / Fleetwood Mac

1977年 噂 / Rumours

1982年 ミラージュ / Mirage

1987年 タンゴ・イン・ザ・ナイト / Tango in the Night

1988年 グレイテスト・ヒッツ / Greatest Hits

フリートウッド・マック レコード

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