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I’d Rather Go Blind アイド・ラザー・ゴー・ブラインド / Etta James エタ・ジェイムス

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目次

曲の紹介「I’d Rather Go Blind アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」

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インフォメーション

  • 曲名:I’d Rather Go Blind(アイド・ラザー・ゴー・ブラインド)
  • アーティスト:Etta James(エタ・ジェイムス)
  • 作詞・作曲:Ellington Jordan(エリントン・ジョーダン)
    • クレジットは他にEtta James(エタ・ジェイムス)、Billy Foster(ビリー・ホスター)含む
  • リリース:
    • 1967年10月 シングル「Tell Mama」のB面に収録・リリース
      • B面にもかかわらず、この曲は順調にヒットし、多くのアーティストがカバーしている。
    • 1968年2月 アルバム「Tell Mama」に収録・リリース
  • 記事参照元:
    • I’d Rather Go Blind -Wikipedia
    • Etta James-Wikpedia
  • 原詞引用:I’d Rather Go Blind -Genius

曲について

エタ・ジェイムスは歌手として順調なキャリアを積んだ半面、若い頃からの薬物中毒、晩年の肥満等の苦しみを背負い苦しんでいたようです。

この曲は、彼女が自分の寂しさ、苦しさ、哀しさなどをストレートに表現しているように私には思えます。

1960年からチェス・レコードと契約し、1976年レーベルが倒産するまで「At Last」など多くのヒット曲を世に送りだしています。

また、彼女の歌はジャニス・ジョプリンやボニー・レイット等の多くのアーティストに影響を与えています。

このチェス・レコードは、当時の差別社会のアメリカにおいて、黒人音楽のブルースやソウルミュージックをメジャーにしたレーベルで、他にマディー・ウォーター、リトル・ウォルターやチャック・ベリーが在籍していました。

このチェス・レコードの創業者レナード・チェスを題材にした「キャディラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語(Cadillac Records)」というアメリカ映画があります。

その中でビヨンセがエタ・ジェイムスに扮してこの「I’d rather go blind」をレナード・チェスとの別れの場面で歌うシーンがあり、ビヨンセの表現力がすごく、泣けます。

曲の動画

以下の動画をアップしています。

  • I’d Rather Go Blind by Etta James公式アーティストチャンネル
  • Etta James – I’d Rather Go Blind (Live) by Etta James公式アーティストチャンネル
  • Cadillac Records (2008) – All I Could Do Was Cry Scene (10/10) | Movieclips by Movieclips
Etta James - I'd Rather Go Blind (Live)
Cadillac Records (2008) - All I Could Do Was Cry Scene (10/10) | Movieclips

歌詞の和訳「I’d Rather Go Blind アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」

(原詞:太文字)

I’d Rather Go Blind

Something told me it was over
もう終わったと何かが言った
When I saw you and her talking
あなたと彼女が話してるのを見た時
Something deep down in my soul said,”Cry Girl”
心の奥で何かが言った、「娘よお泣き」と
When I saw you and that girl, walking around
歩いてる、あなたとあの娘を見た時

I would rather, I would rather go blind boy
私はまだ、まだ盲目になったほうがましよ、あなた
Than to see you walk away from me child, and all
あなたが去って行くのを見るくらいなら、全然
So you see, I love you so much
分かるでしょ、私はあなたをとても愛している
That I don’t want to watch you leave me baby
だから見ていたくないの、あなたが私から離れていくのを、あなた
Most of all, I just don’t, I just don’t want to be free no *1
何よりも、ただ、ただ一人ぼっちになりたくないの

I was just, I was just, I was just sitting here thinking
私はただ、ただ、ただここに座って考えていたの
Of your kiss and your warm embrace, yeah
あなたのキスや、熱い抱擁を、ああ
When the reflection in the glass that I held to my lips now baby *2
その時くちびるにあてたグラスに映ったの
Revealed the tears that was on my face, yeah *3
私の顔に浮かんだ涙が、ああ

And baby, And baby, I would rather, I would rather be blind boy
愛しい、愛しい人、まだ、まだ盲目になったほうがましよ
Than to see you walk away, see you walk away from me, yeah
あなたが去って行くのを見るくらいなら、去って行くのを見るくらいなら、ああ
Baby, baby, baby, I’d rather be blind now
愛しい、愛しい、愛しい人、まだ今すぐ盲目になったほうがましよ

キーワード

  • *1 be free:「自由になる」は、あなた(彼氏)と別れる意味で、「一人ぼっちになる」としました。
  • *2 reflection in the glass : 「グラスの中の反射」ですが、「グラスに映った」としました。
  • *3 Revealed : 「明らかにする」からここでは「(顔に)浮かんだ」としました。
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アーティストの紹介「Etta James エタ・ジェイムス」

インフォメーション

  • 名前:Etta James(エタ・ジェイムス)
  • 出生名:Jamesetta Hawkins(ジェイムセッタ・ホーキンズ)
  • 生誕:1938年1月25日(2012年1月20日没)
  • 出身地:アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス
  • サマリー:
    • エタ・ジェイムス(Etta James)は、アメリカのシンガーでソングライター。
    • 彼女の歌は、ブルースやR&Bをはじめゴスペル、ロックンロール、ポップスなど様々なジャンルに及ぶ。

アーティストの軌跡

エタ・ジェームズは、幼少期からバプテスト教会でゴスペルを歌い、14歳でジョニー・オーティスのバンドのオーディションを受け、モダン・レコードと契約しました。

1955年、”The Wallflower”をリリースし、R&Bチャートのトップを記録しました。
1960年、チェス・レコードと契約し、「At Last」でR&Bチャート2位を獲得し、代表曲の一つとなりました。

彼女はポップス色を売りにしていましたが、1964年のライヴ・アルバム「Rocks The House」で激しくブルースを歌う一面も見せました。

1967年、チェス・レコードの傘下のカデット・レコードから、アルバム「Tell Mama」(1968年)がリリースされました。

同作に収録されたタイトル曲「Tell Mama」は、全米ビルボード・ホット100で23位を記録しました。
またシングル「Tell Mama」のB面の「I’d Rather Go Blind」も順調にヒットし、多くのアーティストにカバーされています。
1993年には、ロックの殿堂入りをはたしました。

しかし、そんな彼女の成功の裏では様々な問題があり、長年に渡る薬物依存との葛藤、過度の肥満などに苦しみました。

2011年10月にリリースした「he Dreamer」をもって引退を表明し、2011年1月20日に白血病の合併症のため73歳で亡くなりました。

2018年12月に公開された映画「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」では、彼女をビヨンセが演じています。

彼女の歌声は多くの後進のアーティストに影響を与え、例えば、ジャニス・ジョプリンはエタ・ジェイムスから大きな影響を受けた一人です。

エタ・ジェイムスの人生は波乱万丈であり、薬物やアルコールの問題に苦しみながらも、音楽への情熱を失わずに活動を続けました。
晩年は病気と闘いながらも現役を続け、彼女のパフォーマンスは多くの人々に感動を与えました。

アルバムの紹介

1960年 At Last! / アット・ラスト!

1966年 Call My Name / コール・マイ・ネイム

1968年 Tell Mama / テル・ママ

2008年 Cadillac Records / キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語

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