The House of the Rising Sun/Bob Dylan( 朝日のあたる家/ボブ・ディラン)和 訳

曲の紹介

【曲名】The House of the Rising Sun (朝日のあたる家)
【アーティスト】Bob Dylan(ボブ・ディラン)、Woody Guthrie(ウディ・ガスリー)、Animals(アニマルズ)、Joan Baez(ジョーン・バエズ)、The Ventures(ザ・ベンチャーズ)他
【作詞・作曲】アメリカの民謡
【概要】色々なアーティストがレコーディングしており、古くは1941年ウディ・ガスリー、1960年ジョーン・バエズ、1962年ボブ・ディラン等がレコーディングしており、1964年アニマルズがロック調にリメイクして世界的な大ヒットとなった。

アメリカのフォークソングとして歌い継がれてきて、”Rising Sun Blues”とも呼ばれ、貧しい少女が娼婦に身を落として生きてきた自分の半生を、ブルースのように悲しく語っている歌です。(アニマルズバージョンでは、男性が身を崩して刑務所(少年院)に行く内容になっています。)

このサイトでは、原曲に近いであろうボブ・ディランバージョンと、まさに主人公の女性が語るように歌っているジョーン・バエズバージョンを訳しました。

(参照元 : 朝日のあたる家 -Wikipedia)
(画像引用元 : ボブ・ディラン -Wikipedia)

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曲の解釈

ボブ・ディランのバージョンは最初は淡々と歌い始め、だんだんと情念を込めた歌い方へと変わり、心の叫びが感じられます。彼は若い頃からこの曲をレパートリーにしていたようです。その後アニマルズがロック調でヒットさせましたが、それもとても気に入りその後、彼がロックへ転身のきっかけの一つにもなったということです。

歌詞もおそらく昔の原曲に近いのだろうと思います。

歌詞の内容は、ギャンブラーの恋人のせいで、ニューオーリンズへ行き、RisingSun(朝日楼と訳しています)と呼ばれる娼婦館で身を持ちくずした女性が、妹へ自分の半生と警告、そしてまた朝日楼へ帰って人生に幕をとじる意向を語っている内容です。

昔の貧しい家庭では、実際にあったであろう物語を想像させる、もの悲しい曲で心をうたれます。

ジョーン・バエズバージョンは少し歌詞が短くまとめられていますが、内容は同じです。特に彼女が歌うと主人公の女性が語っているようで、とても素敵なので合わせて訳しました。

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

The House of the Rising Sun

(ボブ・ディランバージョン)

1)
There is a house in New Orleans

ニューオリンズのある家

they call the Rising Sun

そこは朝日楼と呼ばれてる

And it’s been the ruin of many a poor girl and me,

そこで多くの貧しい少女たちが、奈落へ落ちて行く

oh God, I’m one

私もそう、その一人

2)

My mother was a tailor,

母さんは縫製の仕事をしてて、

 she sewed these new blue jeans

私に新しいジーンズを縫ってくれた

My sweetheart was a gambler

私の恋人はギャンブラーだった

 Lord, down in New Orleans

そうして、ニューオーリンズへと流れて行った

3)

Now the only thing a gambler needs

今思えば、ギャンブラーに必要なものって

is a suitcase and trunk

スーツケースとトランクだけ

And the only time he’s satisfied

そして彼が満たされてるのは、

 is when he’s on a drunk

お酒を飲んでる時だけ

4)

He fills his glasses up to the brim

グラスのフチまで並々と注いで、

 and he’ll pass the cards around

それから、カードを配ってる

And the only pleasure he gets out of life

人生から逃れられる唯一の救いは、

 is rambling from town to town

街から街へ流れて行くこと

5)

Oh, tell my baby sister

私の妹へ伝えておくれ

 not to do what I have done

私のまねをしてはだめよって

But shun that house in New Orleans

絶対、ニューオリンズのあの家に近よってはだめ

 they call the rising sun

朝日楼というあそこには

6)

Well with one foot on the platform

片足はプラットホームに残しながら

 and the other foot on the train

もう片方は列車に乗せて

I’m going back to New Orleans

ニューオリンズに戻ろうとしてる

 to wear that ball and chain

足かせを、はめられるためにね

7)

I’m going back to New Orleans,

ニューオリンズに帰ろうとしてる

my race is almost run

私のレースは、ほとんど終わりかけている

I’m going back to end my life

私の人生を終わらせるために帰ろうと思うの

 down in the rising sun

あの朝日楼へ

8)

There is a house in New Orleans

ニューオリンズのある家

 they call the Rising Sun

そこは朝日楼と呼ばれてる

And it’s been the ruin of many a poor girl

そこで多くの貧しい少女たちが、奈落へ落ちて行く

 and me, oh God, I’m one

私もそう、その一人

歌詞の和訳

(原詞:太文字)

The House of the Rising Sun

(ジョーン・バエズバージョン)

1)

There is a house in New Orleans

ニューオリンズのある家

They call the Rising Sun

そこは朝日楼と呼ばれてる

And it’s been the ruin for many poor girl

そこで多くの貧しい少女たちが、奈落へ落ちて行く

And me, oh God, for one

私もそう、その一人

2)

If I had listened to what my mother said

今思えば、母さんの言う通りにしていれば

I’d have been at home today

今でも、まだ家にいたはず

But I was young and foolish, oh God

だけど私は、なんと幼くて、愚かだったんだろ

Let a rambler lead me astray

ある風来坊のせいで、まともな道から外れてしまった

3)

Go tell my baby sister

妹よ、あんたに言っておくからね

“Don’t do what I have done”

「私のまねをしてはだめよって」

But shun that house in New Orleans

絶対ニューオリンズのあの家には近寄ってはだめ

They call the Rising Sun

朝日楼と呼ばれてるあそこには

4)

I’m going back to New Orleans

ニューオリンズに帰ろうとしてる

My race is almost run

私のレースは、ほとんど終わりかけている

I’m going back to spend my life

私の人生を終わらせるために帰ろうと思うの

Beneath that Rising Sun

あの朝日楼へ