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Top of the World トップ・オブ・ザ・ワールド / Carpenters カーペンターズ

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目次

曲の紹介「Top of the World トップ・オブ・ザ・ワールド」

インフォメーション

  • 曲名:Top of the World(トップ・オブ・ザ・ワールド)
  • アーティスト:Carpenters(カーペンターズ )
  • 作詞・作曲:Richard Carpenter, John Betts(リチャード・カーペンター、ジョン・ベティス )
  • サマリー:
    • 1972年にカーペンターズが発表し、1973年にビルボード・ホット100で第1位を記録した。
    • ヒットのきっかけは、カントリー歌手のリン・アンダーソンのカバーが1973年にアメリカのカントリーシングルチャートで第2位を記録したことで、彼らのアレンジしなおしたシングルが大ヒットとなった。
  • 記事参照元:
    • Top of the World (The Carpenters song)-Wikipedia
    • The Carpenters-Wikipedia
  • 歌詞引用元: Top of the World-Genius

曲について

「トップ・オブ・ザ・ワールド」は1972年、ジョン・ベティスの作詞とリチャード・カーペンターの作曲によって生まれました。

当初はアルバム『ア・ソング・フォー・ユー』の一曲として収録されましたが、カントリー歌手リン・アンダーソンがカバーして全米カントリーチャートで2位という大ヒットを記録しました。

これをきっかけにカーペンターズも改めてシングルとしてリリース。カレン・カーペンターは自身のボーカルに納得していなかったため、シングル用に再録音を行いました。

この新バージョンは見事に実を結び、1973年にBillboard Hot 100で1位を獲得。カーペンターズにとって2曲目のナンバーワンヒットとなりました。

また、カナダやオーストラリアでも1位を記録するなど、世界的な大ヒット曲となりました。

この曲は、題名が「Top of the World(世界の頂点)」とあるように、主人公の女の子が人生最高の恋をして、まさに世界の頂点に立っているかのような気持ちを表現しています。

しかし、その最高の気持ちの裏には、「明日も変わらずこの恋が続いているのかな」という不安な気持ちも表しています。

確かに、自分が若かりし頃に好きな女の子ができて、その恋が上手くいき出した頃は、最高の気持ちになれたことを思い出しました。この曲にあるように、すべてのものや世界が輝いたと感じた記憶が蘇ってきました。

この曲は、若い女の子のはちきれんばかりの喜びと、一抹の不安に揺れ動く心をうまく表現しています。

私のような古いリスナーにとっては、忘れてしまった恋への情熱やよき青春時代を思い起こさせてくれる名曲だと思います。

恋に落ちた時の「世界がすべて輝いて見える」という感覚は普遍的であり、世代を超えて共感を呼びます。カレン・カーペンターの透明感のある歌声と明るく軽やかなメロディは、その甘美な感情を完璧に表現しています。

この曲は日本においても、テレビドラマ『未成年』や『ビギナー』のテーマ曲での使用、さらには日本のCMでも数多く採用されるなど、文化的にも大きな影響を与えました。

また、多くの日本人アーティストによるカバーも多数存在し、日本でも特に愛されている曲の一つと言えます。

カーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」は、恋愛の喜びとそれによって世界が変わって見える感覚を鮮やかに描いた不朽の名曲として、今もなお多くの人の心に響き続けています。

曲の動画

以下の動画をアップしています。

  • Top Of The World (1973 Remix) from Carpenters公式チャンネル
  • The Carpenters – Top Of The World • TopPop
  • Top of the World – リン・アンダーソン – トピック
The Carpenters - Top Of The World • TopPop

歌詞の和訳「Top of the World トップ・オブ・ザ・ワールド」

(原詞:太文字)

Top of the World

Such a feeling’s coming over me *1
そんな気持ちになった
There is wonder in most everything I see
見るものすべてに驚きがある
Not a cloud in the sky, got the sun in my eyes
空には雲一つなく、目には太陽が輝いていて
And I won’t be surprised if it’s a dream *2
これが夢であっても驚かない

2)
Everything I want the world to be
私がこの世界で望むものすべて
Is now coming true especially for me
今、私のためだけに実現してきてる
And the reason is clear, it’s because you are here
その理由は決まってる、あなたがここにいるから
You’re the nearest thing to heaven that I’ve seen
あなたは私が見てきた天国に一番近い存在

I’m on the top of the world looking down on creation
私は創造物を見下ろして世界の頂点に立っている
And the only explanation I can find
そして私が見つけられる唯一の説明
Is the love that I’ve found ever since you’ve been around
それは愛、あなたがそばにいてくれたから見つけた
Your love’s put me at the top of the world
あなたの愛は私を世界の頂点へ立たせた

3)
Something in the wind has learned my name
風の中の何かが私の名前を覚えて
And it’s telling me that things are not the same
変わらないものはないと教えてくれている
In the leaves on the trees and the touch of the breeze
木々の葉やそよ風の感触のように
There’s a pleasing sense of happiness for me *3
私にとって嬉しい幸せな気持ち

4)
There is only one wish on my mind
私の願いはただ一つ
When this day is through I hope that I will find
今日が終わる時に知っていたい
That tomorrow will be just the same for you and me
明日もあなたと私にとって同じになるって
All I need will be mine if you are here
あなたがここにいることが私の必要なものすべて

I’m on the top of the world looking down on creation
私は創造物を見下ろして世界の頂点に立っている
And the only explanation I can find
そして私が見つけられる唯一の説明
Is the love that I’ve found ever since you’ve been around
それは愛、あなたがそばにいてくれたから見つけた
Your love’s put me at the top of the world
あなたの愛は私を世界の頂点へ立たせた

Repeat)

キーワード

  • *1 Such a feeling’s coming over me: 直訳では「そんな気持ちが、私にやってきてる」ですが、わかりやすく「そんな気持ちになった」としました。
  • *2 I won’t be surprised if it’s a dream: 直訳では「それが夢でも、私は驚かないだろう」わかりやすく「これが夢であっても驚かない」としました。
  • *3 There’s a pleasing sense of happiness for me:直訳では「私にとって幸福の嬉しい気持ち」ですが、文脈から「私にとって嬉しい幸せな気持ち」としました。
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アーティストの紹介「Carpenters カーペンターズ 」

インフォメーション

  • 名前:Carpenters(カーペンターズ )
  • メンバー:
    • カレン・カーペンター(ボーカル・ドラム(初期)) 
    • リチャード・カーペンター(ピアノ・作曲アレンジ)
  • 活動期間:1969-1983年
  • 結成地:アメリカカリフォルニア州ロサンゼルス
  • サマリー:兄のリチャード・カーペンターと妹のカレン・カーペンターの兄妹で結成されたグループで、1970年代を中心にアメリカの音楽シーンだけでなく、世界的に大成功を収めた。

アーティストの軌跡

兄妹はコネチカット州ニューヘイブンで生まれましたが、1963年にカリフォルニア州ダウニーに移住しました。

リチャードは幼少期からピアノを学び、クラシックからジャズまで幅広い音楽に親しみました。一方、カレンは高校時代にドラムに魅了され、複雑なジャズ曲も演奏できるほどの技術を身につけました。

1965年に初めて兄妹として公の場で演奏を行った後、リチャード・カーペンター・トリオを結成。その後、彼らはスペクトラムというバンドを経て、最終的に「カーペンターズ」としてデュオの形に落ち着きました。

1969年にA&Mレコードと契約し、翌1970年に「(They Long to Be) Close to You」と「We’ve Only Just Begun」で大ブレイクを果たしました。

世界的な成功

14年間のキャリアで、カーペンターズは10枚のスタジオアルバムと数多くのシングルをリリースしました。ビルボードHot 100で3曲の1位、5曲の2位を獲得し、アダルト・コンテンポラリーチャートでは15曲もの1位ヒットを生み出しました。彼らの柔らかく親しみやすいポップスタイルは、ソフトロックやイージーリスニング、アダルト・コンテンポラリーといったジャンルの先駆けとなりました。

オリコンチャートブックの集計によれば、1970年から1989年までの日本における海外アーティスト別アルバム売上枚数で、ビートルズに次いで第2位に位置し、シングル売上枚数では第1位を記録しました。世界的には1億枚以上のレコードを売り上げ、音楽史上最も成功したアーティストの一つとして認められています。

音楽的特徴

カーペンターズの音楽は、感情豊かでメロディアスな点が特徴です。特にカレン・カーペンターの透明感のある深みのあるコントラルト声は、彼らの音楽の中心的な要素として、多くのリスナーに感動と共感をもたらしました。リチャードの巧みな編曲と複数の声を重ねる技術も、彼らの特徴的なサウンドの重要な要素でした。

代表曲には「Close to You」「We’ve Only Just Begun」「Top of the World」「Yesterday Once More」などがあり、これらの楽曲は時代を超えて今もなお愛され続けています。彼らの音楽は、単なるポップスというカテゴリーを超え、普遍的な魅力を持ち続けています。

グループの終焉

1970年代を通じて精力的にツアーを続けた彼らでしたが、次第にその負担が重くのしかかるようになりました。リチャードは1979年に薬物依存症のため1年間の休養を余儀なくされ、一方カレンは深刻な神経性無食欲症と闘っていました。

1983年2月4日、32歳のカレンが神経性無食欲症の合併症による心不全で亡くなり、カーペンターズは活動を終えました。彼女の死は摂食障害に対する社会的関心と研究を促すきっかけとなりました。

カーペンターズの音楽は、カレンの死後も批評家からの高い評価と商業的成功を続けており、彼らが残した楽曲は音楽の歴史に永遠に刻まれています。

ディスコグラフィ

代表曲

  • “(They Long to Be) Close to You” (1970)*遥かなる影
  • “We’ve Only Just Begun” (1970)*愛のプレリュード
  • “Superstar” (1971)
  • “For All We Know” (1971)
  • “Rainy Days and Mondays” (1971)
  • “Hurting Each Other” (1972)
  • “Top of the World” (1973)
  • “Yesterday Once More” (1973)
  • “Sing” (1973)
  • “Please Mr. Postman” (1974)

アルバム

1970年 Close to You(遥かなる影)

1971年 Carpenters(カーペンターズ)

created by Rinker
ユニバーサル

1972年 A song for you(ア・ソング・フォー・ユー)

1973年 Now & Then(ナウ・アンド・ゼン)

1975年 Horizon(緑の地平線~ホライゾン)

1976年 A kind of Hush(見つめあう恋)

created by Rinker
ユニバーサル

1977年 Passage(パッセージ)

created by Rinker
ユニバーサル

1995年 青春の輝き~ヴェリー・ベスト・オブ・カーペンターズ(国内編集版)

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