曲の紹介
【曲 名】Trouble Again(涙に染めて)
【アーティスト】Karla Bonoff(カーラ・ボノフ )、Linda Ronstadt(リンダ・ロンシュタット)
【作詞・作曲】Karla Bonoff(カーラ・ボノフ )・Kenny Edwards(ケニー・エドワーズ)
【概 要】カーラ・ボノフが1979年に表した2枚目のアルバム「Restless Nights/ささやく夜」に収録された。このアルバムはビルボードアルバムチャートで31位を記録した。
1989年にリンダ・ロンシュタットがアルバム「”Cry Like a Rainstorm, Howl Like the Wind”クライ・ライク・ア・レインストーム」にカバー収録した。このアルバムは300万枚以上を記録し大ヒットした。
【記事参照元】: ささやく夜-Wikipedia
【写真参照元】: Karla Bonoff (album)-Wikipedia
【原詩引用元GENIUS: Trouble Again(Karla Bonoff)】
曲の解釈
とても素敵なアルバム「Restless Nights/ささやく夜」よりTrouble Again(涙に染めて)をご紹介します。
歌詞の内容は、まじめな女の子(タイプ的には勉強ができる学級委員や生徒会長でしょうか?)がやんちゃで不良な彼と恋に落ちてしまいます。なんとか、彼と距離をおいてまじめな生活にもどろうとするけれど、心は聞き分けのない子供のように彼のもとへ戻りたがっている。また、再びあなたは、私をトラブル(不良の道?)に巻き込んだという、とても面白い内容です。
彼女がメジャーになるきっかけを作ったリンダ・ロンシュタットも、この曲をカバーしています。二人の違う個性が楽しめます。ぜひ、聴いてみてください。
歌詞の和訳
(原詞:太文字)
Trouble Again
Well, I wake up in the night now
ねえ、私起きたの、夜中の今
And don’t you know I think of you?
分からない?あなたのことを考えてるって
It’s the fire in your eyes
炎が、あなたの目の中の
It keeps on cutting through *1
それが、頭をよぎり続けてるの
There’s nowhere I can run to *2
救いを求めるとこなんてないわ
Can’t seem to lose the thought of you
あなたへの想いは、断ち切れそうにない
I never really was a bad girl
私はほんとうに、不良少女なんかじゃなかった
But you got me in trouble again
だけどあなたが、私を再びトラブルに巻き込んだ
2)
Well, I used to walk a straight line
ねえ、私はいつも、真っ直ぐな道を歩んでた
I knew what I was doing all the time
いつも、自分の行動に気をつけていた
There was nothing that could move me
私はどんなものにも、動じなかった
I always held my ground
いつも、しっかり地に足をつけてた
But you got me where you want me
だけど、あなたが私を連れ出した、好きなところへ
And now you’re always here to haunt me *3
今はいつもここにいて、私にまとわりついてる
I never really was a bad girl
私はほんとうに、不良少女なんかじゃなかった
But you got me in trouble again
だけどあなたが、私を再びトラブルに巻き込んだ
I still remember how it felt
今でも覚えてる、どんな気分だったか、
When you put your arms around me
あなたが、私に手をまわしてきた時のこと
But if I thought that you would love me
だけどもし私が考えたら、あなたが愛してくれてると
I was blind
私は目をつぶったわ
Instrument)
But you got me where you want me
だけど、あなたが私を連れて行った、あなたの好きな場所へ
And now you’re always here to haunt me
今はいつもここにいて、私にまとわりついてる
I never really was a bad girl
私はほんとうに、不良少女なんかじゃなかった
But you got me in trouble again
だけどあなたが、私を再びトラブルに巻き込んだ
3)
Well, you think I would have learned by now
ねえ、分かるでしょ、今ではもう私は学んだから
And I’d keep away from you, somehow
あなたとは距離を置いている、なんとか
Just like a little child
まるで小さな子供みたいに
I keep coming back for more *4
私は戻ろうとしてる、それ以上に
But baby, when you called today *5
だけどあなた、今日でも、連絡くれたら
Don’t you know that I’ll come out and play
分からない?私なら出かけて、遊ぶって
I never really was a bad girl
私はほんとうに、不良少女じゃなかった
But you got me in trouble again
だけどあなたが、また私をトラブルにまきこんだ
I never really was a bad girl
私はほんとうに、不良少女じゃなかった
But you got me in trouble again
だけどあなたが、また私をトラブルにまきこんだ
Repeat)
キーワード
*1 cutting through : 「通過(横断)する」の意味で「(頭を)よぎり続けてる」としました。
*2 run to : 「(援助を求めて)~へ行く」の意味で「救いを求める」としました。
*3 haunt : 「(~を)しばしば訪れる」の意味で「まとわりついて」としました。
*4 for more : 「あなたと距離を置くこと以上に、子供のようにあなたのもとへ帰りたい」の意味で「それ以上」としました。
*5when you called today:「あなたが今日、連絡(電話)をくれた時は」ですが、文脈から「今日でも、連絡くれたら」としました。
アーティストの紹介
【名 前】Karla Bonoff(カーラ・ボノフ)
【生 誕】1951年12月27日
【出身地】米国、カリフォルニア
【概 要】アメリカ西海岸を拠点に活動し、メジャーデビューのきっかけはリンダ・ロンシュタットの1976年リリースのアルバム「Hasten Down the Wind/風にさらわれた恋」に”Lose Again”, “Someone To Lay Down Beside Me”, “IF He’s Ever Near”の3曲を提供をしたことによる。
その後、ソロアルバム”Karla Bonoff”, “Restless Night”, “Wild Heart of the Young“などをリリースした。1984年の映画「フットルース」の挿入歌”Somebody’s Eyes”が入ったサウンドトラック盤はビルボードチャート1位を記録した。
代表アルバム
19791年 ささやく夜 / Restless Nights