What’s Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)/ Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)和 訳

曲の紹介

【曲 名】What’s Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)
【アーティスト】Marvin Gaye(マービン・ゲイ)
【作詞】【作曲】Renaldo Benson(レナルド・ベンソン)、Al Cleveland(アル・クリーブランド)、Marvin Gaye(マービン・ゲイ)
【概 要】1971年1月にシングルでリリースされ、その年5月にゲイの11枚目のアルバム「What’s Going On」がリリースされた。この曲はローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」では4位にランクされ、アルバムでは「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500」では1位にランクされている。

【記事参照元】: What’s Going On (Marvin Gaye album)-Wikipedia

【写真引用元】: What’s Going On (Marvin Gaye album)-Wikipedia

曲の解釈

この曲は、ベトナム戦争に対するデモで、警察の暴力を見た黒人ボーカルグループ「フォー・トップス」のレナルド・ベンソンの「What’s goin on?~一体何がどうなっている」という言葉から生まれたとのことです。
それを、モータウンの作曲家アル・クリーブランドが曲に起こし、その後マービン・ゲイが彼流に詞と曲を書き換えてできたとのことです。この時、ゲイはベトナムから帰還した弟からの戦場の様子なども参考にしたようです。

曲の内容は、まさしく当時のベトナム戦争(1965/11~1975/4)に対する反戦デモへの警察の暴力に対してや、戦争への反戦の気持ちが表されています。コーラス部の「What’s Going On~一体どうしたんだ、何が起こってるんだ?」の問いかけは、特に今の社会情勢を見るに、発したい、発しなければいけない言葉のように思います。

マーヴィン・ゲイのアルバムを自分の感性でプロデュースするという「セルフ・プロデュース」のやり方はのちのダニー・ハサウェイやスティーヴィー・ワンダーに影響を残し、彼らの音楽は「ニュー・ソウル」と呼ばれるようになったとのことです。

しかし残念なことに、1984年4月1日、45才の誕生日の前日に、両親の喧嘩の仲裁に入り実の父親から撃たれ不幸な死を迎えました。

歌詞の和訳

What’s Going On

(原詞:太文字)

(1)
Mother, mother
母よ、母よ
There’s too many of you crying
あまりにたくさん、泣いている
Brother, brother, brother
兄弟よ、兄弟よ、兄弟よ
There’s far too many of you dying
あまりにたくさん、死んでいる
You know we’ve got to*1 find a way
さあ、道を見つけなくては
To bring some loving here today
今日すぐにでも、この世界に愛をもたらせるように

(2)
Father, father
父よ、父よ
We don’t need to escalate*2
これ以上広げる必要なんてないんだ
You see, war is not the answer
そう、戦争は答えじゃないんだ
For only love can conquer hate
愛だけが、憎悪に打ち勝てるんだ
You know we’ve got to find a way
さあ、道を見つけなくては
To bring some loving here today
今日すぐにも、この世界に愛をもたらせるように

Picket lines*3 and picket signs
監視線にプラカード
Don’t punish me with brutality
俺を残虐な暴力で、痛めつけるな
Talk to me, so you can see
話しかけてくれ、そうすれば分かるはずさ

Oh, what’s going on*4
ああ、どうしたんだ
What’s going on
どうしたんだ
Ya, what’s going on
いったい、どうしたんだ
Ah, what’s going on
ああ、どうしたって言うんだ

(間奏)
In the mean time
今のうちだ
Right on, baby
それでいいんだよ
Right on
それでいいんだ
Right on
それでいいんだ

(3)
Mother, Mother, everybody thinks we’re wrong
母よ、母よ、誰もが俺たちが間違っていると思ってる
Oh, but who are they to judge us
だけど、誰が俺たちを罰するっていうんだ
Simply because our hair is long
ただ髪が長いからって
Oh, you know we’ve got to find a way
ああ、道を見つけなくては
To bring some understanding here today 
今日すぐにも、この世界で分かり合えるように
Oh
ああ、

Picket lines and picket signs
監視線にプラカード
Don’t punish me with brutality
俺を残虐な暴力で、痛めつけるな
Come on talk to me, so you can see
さあ話をしよう、そうすれば分かるはずさ

Oh, what’s going on
ああ、どうしたんだ
Yeah What’s going on
何が、どうしたんだ
Tell me what’s going on
教えてくれ、どうしたって言うんだ
I will tell you what’s going on
聞いてくれ、どうしたって言うんだ

Right on, baby
それでいいんだよ
Right on, baby
それでいいんだよ

キーワード

*1 we’ve got to:~しなければならない(=have to)
*2 escalate:段階的に拡大する~(戦争を)広げるとしました。                            
*3 Picket lines : ピケライン、監視線
*4 what’s going on:何がおきているのか?ですが挨拶的にも使われます。