曲の紹介「You’ve Got a Friend 君の友だち」
インフォメーション
- 曲名:You’ve Got a Friend(君の友だち)
- アーティスト:Carole King(キャロル・キング)
- カバーバージョン:James Taylor(ジェームス・テイラー)他
- 作詞・作曲:Carole King(キャロル・キング)
- サマリー:
- You’ve Got a Friend(君の友だち)は、キャロル・キングが1971年に発表したアルバム「Tapestry/つずれおり」に収録された曲。
- グラミー賞の最優秀楽曲賞を受賞。
- 記事参照元:
- 君の友だち-Wikipedia
- キャロル・キング-Wikipedia
- 原詞引用元:Tapestry (Carole King album)
曲について
「You’ve Got a Friend」は、アメリカのシンガーソングライターであるキャロル・キングによって1971年に発表された名曲です。
曲は、友情や支え合いの大切さをテーマにしており、聴く人々に温かい感情を呼び起こします。
また、友達がいることは、それだけで心強いものという肯定的なメッセージも送っています。
この曲はキャロル・キングが作ったので、女性が女性の友達に向けた歌詞と思われますが、男性が男性の友達、あるいは男性が女性の友達とかいろいろなパターンが想像できます。
また、心に不安や恐れを持った引きこもりの子たちに向けた応援歌にも、私には聞こえます。
ここでは、男性が女性の(大切に想ってる)友だちに向けての歌詞として訳しました。
1971年リリースの古い曲ですが、未だに多くのアーティストにカバーされている素晴らしい名曲です。(特にジェームス・テイラーのギターでのカバーは素晴らしいです。彼は1971年5月にシングルカットしており、ビルボード・ホット100で1位を記録しています。)
曲の動画
以下の動画をアップしています。
- Carole King – You’ve Got a Friend (Official Audio)
- by Carole King公式アーティストチャンネル
- Carole King – You’ve Got a Friend (Live at Montreux, 1973)
- by Carole King公式アーティストチャンネル
- Carole King – You’ve Got a Friend (from Welcome To My Living Room)
- by Carole King公式アーティストチャンネル
- James Taylor & Carole King – You’ve Got A Friend (BBC In Concert, 11/13/71)
- by James Taylor公式アーティストチャンネル
歌詞の和訳「You’ve Got a Friend 君の友だち」
(原詞:太文字)
You’ve Got a Friend
When you’re down and troubled
君が落ち込んで悩んでいる時
And you need some loving care
愛の支えが必要な時
And nothing, nothing is going right
何もかもうまく行かない時は
Close your eyes and think of me
目を閉じて僕のことを思ってごらん
And soon I will be there
僕はすぐそこにいて、
To brighten up even your darkest night
一番暗い夜でも照らしてあげる
You just call out my name
僕の名前を呼ぶんだ
And you know wherever I am
僕がどこにいようとね
I’ll come running to see you again
君にまた会いに駆けつけるよ
Winter, spring, summer or fall
冬や、春や、夏や、秋でも
All you have to do is call
ただ呼ぶだけでいい
And I’ll be there, yes I will
そこに僕はいるよ、必ずね
You’ve got a friend *1
君の友達だから
2)
If the sky above you
もし頭上の空が
Grows dark and full of clouds
暗くなって雲に覆われて、
And that old north wind begins to blow *2
あの冷たい北風が吹き始めても
Keep your head together *3
すぐに慌てないで
And call my name out loud
大きな声で僕の名前を呼ぶんだ
Soon you’ll hear me knocking at your door
すぐに君のドアをノックするのが聞こえるよ
You just call out my name
僕の名前を呼ぶんだ
And you know wherever I am
僕がどこにいようとね
I’ll come running to see you again
君にまた会いに駆けつけるよ
Winter, spring, summer or fall
冬や、春や、夏や、秋でも
All you have to do is call
ただ呼ぶだけでいい
And I’ll be there, yes I will
そこに僕はいるよ、必ずね
You’ve got a friend
君の友達だから
Now ain’t it good to know that you’ve got a friend *4
今、友達がいるとわかってよかっただろ
When people can be so cold *5
人はとても冷たくなることがあって
They’ll hurt you, yes, and desert you
君を傷つけ、そう、君を見捨て
And take your soul if you let them *6
放っておくと君の魂まで奪っていく
Oh, but don’t you let them
ああ、でもそうさせてはだめだよ
You just call out my name
僕の名前を呼ぶんだ
And you know wherever I am
僕がどこにいようとね
I’ll come running to see you again
君にまた会いに駆けつけるよ
Winter, spring, summer or fall
冬や、春や、夏や、秋でも
All you have to do is call
ただ呼ぶだけでいい
And I’ll be there, yes I will
そこに僕はいるよ、必ずね
You’ve got a friend
君の友達だから
you’ve got a friend
君の友達だから
you’ve got a friend
君の友達だから
Ain’t it good to know *7
気づいてよかったね
you’ve got a friend
君の友達だから
キーワード
- *1 you’ve got a friend: 直訳では「君には友達ができた(いる)」ですが、この友達は「僕」なので文脈から「(僕は)君の友達だから(だよ)」としました。
- *2 old north wind: “Old”は誇張の意味で「あの」としました。”north wind” は北風は冷たいことから、不安や良くない兆候のニュアンスを含んでいるようです。ここでは「冷たい北風」としました。
- *3 Keep your head together: “keep your head”は「冷静さを保つ」、”together”はここでは「同時に」と解釈し、「すぐに慌てないで」としました。
- *4 ain’t it good to know that you’ve got a friend:「友達がいるとわかってよかっただろ」”ain’t” は”am not”, “is not”, “are not”の短縮形(口語的なスラング)、”Good to know”は「~が分かってよかった」
- *5 When people can be so cold: 直訳では「人がとても冷たくなる時」ですが、文脈から「人はとても冷たくなることがあって」としました。
- *6 let: “let”「(やりたいことを)させる」、「~することを許可する」から「放っておく」としました。
- *7 good to know:「知ってよかった」「知っておくとよい」
アーティストの紹介「Carole King キャロル・キング」
インフォメーション
- 名前:Carole King(キャロル・キング)
- 生誕:1942年2月9日
- 出身地:米国、ニューヨーク
- サマリー:
- キャロル・キングは1942年2月9日に生まれたアメリカのシンガーソングライターです。
- 彼女は1958年にシングル「ライト・ガール」でデビューし、1960年代から1970年代にかけて数多くのヒット曲を生み出しました。
アーティストの軌跡
「キャロル・キング」は、4歳の時からピアノをはじめ本格的なレッスンを始めました。
高校時代にバンドを結成し、ポール・サイモンとデモ・レコードを作成したりしていました。
高校時代によくデートしていたニール・セダカは1959年に彼女に捧げた曲「おお!キャロル」を大ヒットさせました。
その後、パートナーのジェリー・ゴフィンが作詞、キャロルが作曲という形で、多くのアーティストへ楽曲を提供しました。(リトル・エヴァ「ロコ・モーション」、アレサ・フランクリン「ナチュラル・ウーマン」等)
その後、ジェリー・ゴフィンとは離婚しましたが、1971年にはソロ・アルバム「Tapestory/つづれおり」は全米アルバムチャート連続15週第一位となり、世界的な大ヒットとなりました。
このアルバムには「アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ(I Feel the Earth Move)」や「イッツ・トゥー・レイト(It’s Too Late)」「You’ve Got a Friend 君の友だち」などのヒット曲が含まれ、特に「イッツ・トゥー・レイト」は全米で1位を獲得しました。
1990年にはジェリー・ゴフィンと連名でロックの殿堂入りも果たしました。
また、彼女は数々の賞を受賞しており、グラミー賞では最優秀アルバム賞や最優秀女性ポップボーカル賞を含む4つのグラミー賞を獲得しています。彼女の音楽は今なお多くのアーティストやファンに影響を与え続けています。
ディスコグラフィ
- スタジオ・アルバム
- 『ライター』 – Writer (1970年)
- 『つづれおり』 – Tapestry (1971年)
- 『ミュージック』 – Music (1971年)
- 『喜びは悲しみの後に』 – Rhymes and Reasons (1972年)
- 『ファンタジー』 – Fantasy (1973年)
- 『喜びにつつまれて』 – Wrap Around Joy (1974年)
- 『サラブレッド』 – Thoroughbred (1976年)
- 『シンプル・シングズ』 – Simple Things (1977年)
- 『ウェルカム・ホーム』 – Welcome Home (1978年)
- 『タッチ・ザ・スカイ』 – Touch the Sky (1979年)
- 『パールズ』 – Pearls (1980年)
- 『ワン・トゥ・ワン』 – One To One (1982年)
- 『スピーディング・タイム』 – Speeding Time (1983年)
- 『シティ・ストリーツ』 – City Streets (1989年)
- 『カラー・オヴ・ユア・ドリームス』 – Colour Of Your Dreams (1993年)
- 『ラヴ・メイクス・ザ・ワールド』 – Love Makes The World (2001年)
- 『ホリデイ・キャロル』 – A Holiday Carole (2011年)
- ライブ・アルバム
- 『イン・コンサート』 – In Concert (1994年)
- 『カーネギーホール・コンサート』 – The Carnegie Hall Concert June 18,1971 (1996年)
- 『リヴィング・ルーム・ツアー』 – Living Room Tour (2005年)
- 『トルバドール・リユニオン』 – Live at the Troubadour (2010年)
- 『つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク』 – Tapestry : Live at Hyde Park (CD + Blu-ray) (2016年)
- コンピレーション
- Dimension Dolls (1963年/Dimension LP 6001)
- 『おしゃまなロージー』 – Really Rosie (1975年) ※サウンドトラック
- 『グレイテスト・ヒッツ』 – Her Greatest Hits -Songs Of Long Ago (1978年)
- 『私花集』 – A Natural Woman -Ode Collection 1968-1976 (1994年)
- 『タイム・ゴーン・バイ』 – Time Gone By (1994年)
- 『ナチュラル・ウーマン〜ヴェリー・ベスト・オブ』 – A Natural Woman -The Very Best Of- (1999年)
- 『ブリル・ビルディング・レジェンズ』 – Brill Building Legends – Complete Recordings 1958-1966 (1999年)
- シングル
- “Right Girl” / “Goin’ Wild” (1958年、ABC-Paramount 9921)
- “Under The Stars” / “Baby Sittin'” (1958年、ABC-Paramount 9986)
- “Short Mort” / “Queen Of The Beach” (1959年、RCA 47-7560)
- “Oh Neil” / “A Very Special Boy” (1959年、Alpine 57)
- “It Might As Well Rain Until September” / “Nobody’s Perfect” (1962年、Companion 2000)
- “It Might As Well Rain Until September” / “Nobody’s Perfect” (1962年、Dimension 2000)
- “School Bells Are Riging” / “I Didn’t Have Any Summer Romance” (1962年、Dimension 1004)
- “He’s A Bad Boy” / “We Grew Up Together” (1963年、Dimension 1009)
- “A Road To Nowhere” / “Some Of Your Lovin'” (1966年、Tomorrow 7502)
*引用:キャロル・キング-Wikipedia
1971年 つづれおり・キャロル・キング/ Carole King Tapestry
1971年 ミュージック / Music
1972年 喜びは悲しみの後に / Rhymes & Reasons
1973年 ファンタジー / Fantasy
1978年 / グレイテスト・ヒッツ / Her Greatest Hits -Songs Of Long Ago
1991年 サラブレッド / Thoroughbred
2016年 つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク /Tapestry : Live at Hyde Park